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25歳上の夫・『お父さん』(ボビー)との日々

25歳 上の夫(令和5年、77歳。重篤な基礎疾患があります)と私との最後の「青春」の日々を綴ります。
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#夫婦関係

恙きや凡々たる愛しき日々

恙きや凡々たる愛しき日々。 かれこれ、もう長いこと文章も書いていなければ、漫画のほうもお…

卯月妙子
1か月前
8

『体ごとぶん投げてやる。』

箱の中には 千も万もの 言えない言葉があって それはどうやら 私は生きているうちには あ…

1,000
卯月妙子
1年前
12

『熱』

肩も上がらぬほど 小さく ささやかな 寝息 時にふと 途切れ あなたは 天上に行くような顔を…

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卯月妙子
1年前
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生理上がってんのに子ども出来んじゃないかというぐらい。

「 50歳を過ぎて、 旦那との ノロケ話を、 そんなにキラキラした顔で、 初恋みたいに 話す な…

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卯月妙子
1年前
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『君よ!』

『君よ!』 カーテンから 柔らかな日差し ただ すこやかに眠る君 「 気持ちいいか?」と 声か…

卯月妙子
1年前
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10月20日『君 2』

薄衣のぼせる部屋の温度でも君は寒さに耐ええぬ身なり しばらくの続いてやまぬ腹下し君はその…

卯月妙子
1年前
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10月20日『君』

永遠の意味探しあぐねて今日もまた冷たき秋のいちにちを見る 白菊の有限なるや葉も花も買い替える日を延ばそうとする 火の如きかたわれと居る我は風炎燃え立て野火の如くに 腹奥に漬け物石をいくつでも抱いてみせる恋心なり 背に秋の冷たき雨をうけながら陽が射さぬならストーブを焚く 明日を見たタロットの札今日もまたシャッフルをする今を知りたし この恋はいつか行く身の三途にて君と手を取り黄泉へ行きても 握る手は骨になりても離すまじ次の世の我が破瓜は君とぞ いちにちは翌日くるた

夜ごと巨体の女房と戦い。

「 今の 食生活を続けている限り、 もう 一生 透析に 戻ることはないでしょう!」 そりゃ、 …

卯月妙子
1年前
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『君の見る彼岸を』~残された時間の中で~

恋文を 下手くそな 短歌にして お父さんに 送った。 「 こういう風に書けば、 気持ちを言える…

卯月妙子
1年前
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『あなたへ。』~77歳になる夫へ、51歳のわたしよりのラブレター~

あなたへ。 16年間、 思いの丈を喋り尽くし 綴り尽くし、 今の私は、 あなたの名前を 甘えた…

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卯月妙子
1年前
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待っていた日々

「お父さん。それでも私、だいぶ解脱したよね。ここ最近ずっと、もう結構長いこと、フラッシュ…

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卯月妙子
2年前
2

その明るさに救われて。

「おい!今日は寿司か?赤飯 か?カミングアウトできて、それが治療につながって、良いこと尽…

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卯月妙子
2年前
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