【デュアルスクール】横浜から乗鞍岳の麓の小学校へ 夏編
うだるような暑さと湿度MAXの横浜から、
爽やかすぎる長野県乗鞍岳の麓にある小学校へ
私と次男でやってきたのは8月中旬。
まずは1ヶ月ということでやってきました。
同じ日本とは思えない、この清々しさよ…
到着した瞬間から胸をわしづかみされた親子なのでした。
▼ デュアルスクールの見学へ行ったお話はこちら
デュアルスクールのはじめ方
小学校入学早々に次男が「学校行きたくない」と
登校を渋りはじめたのがきっかけで、
長野県松本市にある大野川小中学校へ見学したのが6月でした。
そして8月には長野県にもう来ていました。
(我家の諸事情がなければ、見学から1ヶ月後にはスタートできそうな印象)
※2024年9月現在、申し込みから1ヶ月半はかかるそうです。
そう、それくらいクイックにはじめられるのも驚きのデュアルスクールです。
住民票の移動などないので、難しい手続きは特になくこんな感じの流れで進めていきます。(松本市の場合)
松本市教育委員会に連絡
学校見学や面談などの日程を学校と調整し決定
受入可の場合、松本市教育委員会へ区域外就学申請の手続きを行う
区域外就学申請の手続きをした後、学校と必要な手続きを行う
2〜3は基本的に教育委員会の担当の方が、
丁寧にアドバイス&手続きをかなり行なってくれるのでとても安心でした。
というか、ほぼお任せだったので楽ちんです!
松本デュアルスクールについてはこちら→
私たちが「大野川小中学校」に決めた理由
理由その1
乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる日本百名山の一峰。
その圧倒的な山々に囲まれ、大自然のダイナミックさを日々目の当たりにできる贅沢さは言うまでもありません。
それゆえに、
「乗鞍高原」という場所は、昔から入植者の土地であり移住者を歓迎する文化 が根付いているという点はとても大きいです!
子どもも大人もとってもWelcome!な感じで、
私たちをあたたかく受け入れてくれました。
露骨に「よそ者扱い」されるのでは?
というのは、やはり県外からきた者にとっては心配事の一つですよね…
実際都会からの移住者がそれなりにいるということは、
属性も近しい人達がいるという事なのかなとも思いました。
移住者の交流会なども定期的にあり、
そこも安心材料のひとつになっています!
理由その2
校長先生をはじめとした、
先生方のあたたかさに痺れました。
学校のことのみならず、山での暮らしや環境についても
見学の時からいろいろ細かくアドバイスや相談にのっていただき、
非常に安心感を感じたことを覚えています。
みなさん人柄がもう本当にあったかいんですよね。
親身にちゃんと考えてくれている事が
とても伝わってくるんです。
理由その3
そしてこれが決めてと言っても過言ではない
私たちの滞在先となった
シェアハウス「乗鞍すもも荘」の存在
ここ「乗鞍すもも荘」には、
コミュニティスクールコーディネーターとして、
地域と学校をつなぐ立場で学校勤務をしている相馬さんがおりその存在は、私にとっても地元子育て世代にとっても、とても偉大です。
学校や地域の困りごとをいつでも相談でき、
学校での子どもの様子も教えてくれます。
相馬さんが主宰する「のりくら自然保育 木のこ」も
「乗鞍すもも荘」が拠点です。
この時点で、ただのシェアハウスではない
ファミリー層にとってはとても特別な住居だと思います。
また、長期休みになるといろんな家族が1週間単位で多数滞在するため、
そこでの交流も楽しみのひとつ!
我家のお父さんとお兄ちゃんは
ここにはいないけれど、
いろんなお父さんやお母さん、
お兄ちゃんお姉ちゃんがいっぱいいます。
むしろ本物より優しい!!笑
デュアルスクールでは、お母さんと子どもという組み合わせで
父親不在で滞在する家族も多く、
他の家族も自然に見守れるようなこの環境は
孤独感の解消と安心感に確実につながっています。
気がつけばあっという間の1ヶ月間
デュアルスクール残すところ2週間というところで
「神奈川に帰りたくない」と次男。
「うん、私も帰りたくない」
てか、1ヶ月では全くもって足りないのです。
乗鞍の暮らしを体験するには。
ようやく生活や学校のリズムに慣れたかな?
といったところで「終了」という感じで
なんとも物足りない。
ここでの四季をもっとしっかり味わってみたいなと。
結局3学期いっぱいを乗鞍高原で暮らすことにし
デュアルスクールも延長しました。
横浜で不登校気味だった次男は
毎日元気に登校しています。
もうそれだけで十分だなって。
▼ ADDressのインタビューを受けました
▼ のりくらnoteの移住者インタビューでも取り上げていただきました