胸糞悪い案件にカロリーは使わない
自己啓発系のSNSなんかでよく『嫌なことは忘れて、もう寝よう!』的な、前向きなメッセージがある。嫌なこと、考え事は何故か寝る前になるとまとめて頭をよぎるもの。何かがきっかけでスイッチが入って考えが止まらなくなる。その原因はスマホの画面を初めとする『交感神経を刺激する諸々』をいうんでしょうけどね🤔
正直、そんな前向きな呼びかけはほぼ無意味。当事者は、忘れたくても忘れられないから困っているのだ。
私が思うに、胸糞案件には『出来事』と『人』の2種類あって、仕事でミスをしたなどは前者、嫌な客にあたったなどは後者。
特に残りやすいのが『人』の方だと思われる。出来事は次の日には丸くおさまっている可能性もあるし、必ず終わりがある。人の場合、相手が存在する限り何となくくすぶりながら火種が残ってしまう。『またああいう人いたら嫌だなぁ』なんて思い出す。
私はダブルワークでコールセンターにいるけども、糞客にあたることで精神が病み、辞めていく人が多い。相手は対面ではないから手加減というものを知らないのだ。
そういう奴を相手にしても、心を病まずにいられるために、やはり『忘れる』ということは重要。脳内から排除、なかったことにするでもいい。
私のオススメは、発想の転換☝️
嫌な奴、悪い出来事というのは元々記憶に残りやすいのだ。普段考えていなくても残っている。苦労も同じく、基本向こうからやってくる。
それに対して良いこと、良い人、は忘れやすい。おぉ、なんと残念なことよ…🍂
どんなに良い出来事があっても、嫌なことの方が残る。良いことが慰め程度にしか働かないというのが人の脳のポンコツなところ。いい仕事をするために5分後には嫌な記憶だけ消えるよう進化しないものか?
この作用を逆に利用し『良い出来事』『良い人』へのパフォーマンスに影響しないために、嫌なことをとっとと忘れる努力をするのだ。
はからずも、嫌なことを引きずっていると次の良い人に影響する。良い人の良い部分を享受できず、さっさと仕事を終わらせてしまうのだ。関わるべきはむしろこちらの方なのに、もう嫌すぎて聞き分けの良い人を蔑ろにしてしまう。これでは自分に何のプラスもない。
良い人、良い出来事にどっぷり浸かり、その人達に関わって自分のパフォーマンスを高めた方がいい。良い人は必ず見ていてくれるし、お褒めの言葉をくれるのは良い人達なのだ。
良い人、出来事に100%使うために、嫌な人、出来事の相手なんか5%くらいでいい。逆にそこに絶対カロリーを使ってはならない🔥
私はそう考えて仕事をしているので心が折れない。メンタルが強いわけでも、パーフェクトな電話応対ができるわけでもないけど、罵声を浴びたところで心が傷つかない。それは、やはり良い人にしっかり完璧なご案内をしたいから✨
とても親切な人がいたら自分もそれに応えられるようにしておきたい。そのために胸糞案件はバンバン忘れるようにしている。
罵声を浴びさせてきた相手は、勝手に一人で永遠に怒っていればいい。そもそも、嫌な人というのは『物事がことごとく上手く運ばないタイプ』が多い。だからいつまでもイライラしているし、相手を追い詰めてさらに上手くいかなくなる。
そういう人に使うカロリーはない、私はそう考えている。