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ショーゲキの昆布パン
本日のパンは、『昆布パン』です。
北陸パンめぐり第4弾にして,思いっきりローカル色豊かなパン。
とはいえこのパンを作っているのは、金沢ではなく富山の“さわや食品”さんなんですが。
居座っていた金沢駅ビル内の、地元スーパーで発見しました。
他にも魅力的な種類満載だったのですが持ち帰る限度もあるので、1番インパクト大なものをセレクト。
だって昆布ですよ?
なんでまた昆布?
謎はつきませんが、とにかくこれは外せないでしょう。
さわや食品さんのサイトをのぞいてみたところ、ここは昭和26年創業の老舗パン屋さんでした。
どうやら製品は少数精鋭らしく、それ程多くはないみたいです。
その中でもやはり存在感抜群の『昆布パン』。
“昆布大好きさんに大人気”らしい。
そういうツウの方が北陸地方にはたくさんいらっしゃるのか、おそらく長きにわたってレギュラーの座を確保しているパンなんでしょうね。
ビジュアルも独特なのです。
下記の写真をご覧ください。
およそパンらしからぬ成型とカットです。
見るからに昆布しか入っていない潔いパンと、そのパンに特化したパッケージ。
他のパンよりも少し日持ちがするのは、やはり昆布効果なんでしょうか?
気になる要素がいっぱいあり過ぎます。
ともあれ試食。
封を開けた途端、昆布の香りがもわっとしました。
そして案外持ちやすい鋭角三角形。
平べったいパンの側面からも、ピンピン突き出ている切り昆布。
味はもう昆布パンとしか言いようがありません。
もっちり淡白なパン生地に、しっかりした昆布の風味しかしないんですから。
そりゃ昆布大好きさんは、リピートするでしょう。
好き嫌い以前に昆布じたいを日常的に食べないワタシは、このパンを正しく評価できず残念ですが、さわや食品さんのパンにますます興味がつのりました。
次回はぜひ売り上げナンバーワンの、『コーヒースナック』にトライしたいと思います。
実は売り場で『昆布パン』か『コーヒースナック』か迷っていたのです。
味の好みからいくと絶対『コーヒースナック』なんですが、結局は『昆布パン』に対する好奇心に負けてしまいました。
でも面白いパンに出会えてよかったです。
個人ベーカリーなら店主の責任でいろんな試みができますが、製パン会社となるとなかなかそうはいきませんよね。
そんな中、ワタシからすればチャレンジャー的なパンを商品化し、しかもちゃんと支持を受けているさわや食品さんは素晴らしいと思います。
次回ワタシが北陸地方を再訪するまでに、新作を願ってやみません。
使用した筆
主線…HB鉛筆
生地表面…スペクトラ
生地しわ…水彩
フラット化した時に生地レイヤーをブレンドモードで輝度にしてみたら、ぼわっとやさしい雰囲気になった。逆に文字は覆い焼きカラーでパッキリと。
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