夫は「悩む人」私は「悩まない人」
今日はよく手が動きます。
調子が良い…
左右5本ずつ、合計10本の指が、キーボードの上を滑るように動いています。
いわゆる「タイピングガチ勢」の私は、何よりもPCのキーボードを愛しているのです。
それはさておき。
今日は、夫も私も仕事が休みでした。
休みの日、出かける予定がない日は、夫は趣味の彫刻をしています。
私は、もちろんPCを開けてnote三昧。
現在、夫は知人に頼まれた物を彫っているのですが…
それが、どうもうまくいかない様子。
昼ご飯を食べに行った回転寿司店で、夫は嘆きました。
「あかん。壁にぶつかってる。でも彫刻のプロは、そんなことになれへんねん。俺とはレベルが違うからな」
「そもそも、仕事しながら彫刻もするって、無理やねん。俺には時間が足りない」
夫はもともと、ストレスをためやすい人です。
ちょっとうまくいかなくなると、すぐに愚痴をこぼし始めるのです。
「多恵はある意味、ドライよな。あんまり悩めへんやん」
夫が言いました。
「まぁ、そやな。私やったら『原因』を考えるし、それでもアカン時はあきらめて『はい次!』やしな」
実際、その通りなのです。
私はもともと、「悩んでる時間がもったいない」と考えてしまうので、あまり悩むということはありません。
どちらかといえば、「諦めがいいタイプ」なのです。
夫はいずれ、職場を定年退職したら、彫刻で食べていきたい、と言っています。
しかし今のレベルでは、無理です。
それは夫も、よくわかっているはずです。
ならば。
もっとレベルを上げるべく、練習するなり努力するなり…
ま、おそらく努力はしていると思います。
ですが、「マネタイズ」を焦るあまり、ちょっと壁にぶち当たると「落ち込んで」しまうのです。
こうなると、もうどうしようもありません。
「好きにしなはれ」
こう言うしか、ありません。
彫刻をする時間がない、仕事の時間が長すぎる…などなど。
私にすれば、「それ全部言い訳やん」と言いたくなるのですが。
そこをぐっと、こらえます。
「好きにしなはれ」
それだけ言って、あとは夫を放置するだけ。
すると、いつの間にか、夫は復活します。
夫はもともと、人の助言をあまり聞かないタイプです。
すべて、自分の思うようにしないと納得ができない。
「それ、ちょっと違うんちゃうん?」
と私が言っても、まったく耳を貸しません。
あげく、失敗するのです。
「やっぱり失敗やったわ」
「だから言うてるやん」
このやり取りを、結婚してから何度繰り返したことでしょう。
きわめつけが、炊飯器でした。
↑コレです。
本当に、人の言うことを聞かない。
まぁでも、そんな夫だから…
長く一緒にいるのかもしれません。
夫が「完璧な人間」だったら、きっと面白味に欠けると思いますのでね。