15分読書法で「長い読書」をする
15分読書法を始めている。15分読書法は自分で始めたのだが、この方法をすでに本に書いている人がいた。
24時間の1%が、15分なのだそうで、この15分の読書を積み重ねていくと、人生が好転し、圧倒的成果が出るようになると書いてある(amazon)。私はこの本を読んだことがないので、詳しいことは書けないのだが、そう書いてあった。
私はもとから読書が趣味で、本を読むこと自体は苦ではないが、多くの人と同じくスマホと仕事と家事で、一日が暮れていく。光のスピードのこの毎日が勿体ない。それに、読みたい本がいっぱいあるのだ。
ずいぶん昔に、大江健三郎の連作短編集(タイトルは失念)を学生時代に読んだのだが、その中で主人公(男性)が、子どもの送り迎えのバス(だったような)を待つ間に長編小説を読む、と書いてあった。その場面をなぜかよく覚えているのは、たぶん、大江氏の自作に先行文学作品を引用するスタイルが格好よく思えて、こんなにたくさん本を自分に取り込めたらなんて素敵だろう、と憧れていたからだと思う。
最近、海外文学の名作に目覚めて、古本屋やkindleで買い求めてるが、積読になっている。そこで、朝の15分読書を始めたわけです。
だいたい15分で1章が読み終わる。最近読み始めたのは、スタインベックの「怒りのぶどう(全3冊)」。この本を訳した大橋健三郎氏のはがき写真を手に入れたので、それを栞代わりにして挟んでいる。
読み疲れてうんざりする前に読むのを止めるのがコツで、次が楽しみになる。朝ドラと一緒だと思う。
私はもっと本を読んでいきたい。知らない世界を知ることが出来るし、作者が人生をかけて伝えようとしていることがきっとあるはずだから。
でも実は、何もなかった頃の、あのワクワクした感じを取り戻したい、というのが本当の所かもしれません。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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