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見られることが苦手な私が、似顔絵を描いてもらう修行。

人から見られることが苦手な私が、あえて、正面から顔を見られる苦行ともいえる「似顔絵を描いてもらうと言う行為」を続けたらどうなるか、長いスパンでやってみようと考えました。

今のところ、2回だけですが… その心境を書きたいと思います。

1回目は、絵本作家さんのサイン会で、たまたま似顔絵を描いて下さったのですが、プレッシャーのあまり、描いてもらってすぐにその場を逃走。ちなみに、がっつり描いてもらったわけでは無く、ぱぱっと描いて下さった感じです。

2回目は、堀道広さん(肩書:うるしと漫画/ご本人のホームページの自己紹介より)の展覧会で似顔絵を描いて下さるイベントがあり、行ったタイミングがたまたま良く、似顔絵を描いていただきました。

とはいえ、いきなり堀さんの前に座る勇気もなく、同行していた家族をだしに使い、じゃあ私も!みたいな感じでお願いしました。

堀さんは、ご存じの方はご存じかと思いますが、何とも言えない雰囲気をまとい、ひょうひょうと淡々と面白い発言をなされます。人見知りの私も思わずおしゃべりな人になってしまう程の特異な素晴らしいお人柄に感服です。

しかし、私の心の中はやはり動揺が激しく、どこを見ればいいのか…目が泳いでしまいました。そしてそれが、みごとに絵に描かれています。何か頭のなか考えているのか…?的な真面目な表情と目線が正面を向いていない私の顔。顔の輪郭は細長く、顔が大きい。

仕上がった絵を見た時、すごく似ている…と思いました。家族もすごく似ていると思ったようです。でも、よーく見ると離れていくのです。それに、やはり、本物より良く描いて下さっています。

私は、似顔絵修行(苦行)を行うにあたり、どんな私(似顔絵)でも甘んじて受け止めようと心に決めて挑んでいます(大げさ)。

鏡で見る私ではない、他者から見た私はこんな機会がないと分かりません。似顔絵はたぶんは印象が現れるのかなと思います。絵描きさんはそれを絵にかき落とす才があるので、顔つきや表情で表してくれます。すごいです!貴重な体験をすることが出来て感謝です。

今回は、逃走することなく、お礼を言って帰ることが出来ました。これは堀さんパワーだと思います。しかし、自覚は無かったのですが、やはり気持ちが高ぶっていたらしく、その夜は寝付けず、布団から起き出し、夜中の2時くらいになってやっと寝付くことが出来ました。

いつか、慣れる日は来るのでしょうか。


堀道広さんの本。おおらかさは素晴らしい。


以前書いた、1回目の似顔絵修行の記事です。


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