マガジンのカバー画像

アパレル接客販売

34
15年間のアパレルの接客販売経験と8年間のアパレル会社のシステム管理で培ったことを綴っています。 大きなカテゴリとして「接客論」、「店長論」、「アパレルと小売の未来」の3つに分け…
運営しているクリエイター

#システム

アパレルと小売の未来_05

前回、ECとリアル店舗の融合における「顧客管理」について述べましたが、今回は「在庫管理」です。在庫に関しても、ECが推進されると考え方が変わります。 ECを行なっていない場合、在庫は「倉庫(物流)」と「店舗」にあります。ECが加わると、システム的には1つのお店として「EC」を作成することが可能です。このような場合、在庫は「倉庫・店舗・EC」の3ヶ所になります。システム的にはそれぞれの倉庫(店舗)コードが分かれているため、3ヶ所の商品の受け渡しは伝票を切る必要があります。また

アパレルと小売の未来_04

「ECとリアル店舗の融合」は今後も進化していくと思いますが、現時点で融合が進んでいる会社もあれば、全く進んでいないところもあると思います。今回は、ECとリアル店舗が融合していくとどのようなことが起きるのかについて考えていきたいと思います。 アパレル会社のEC推進は今後も強化されていくでしょう。EC展開者側からのECの利点はたくさんありますが、基本的なことは下記の2点になります。 ①ネット環境のある日本全国の人がお客さんになりえること ②24時間、販売できる環境であること