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【考察】

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【考察】をまとめたものです。
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2022年6月の記事一覧

【散文・考察】詩や短歌の経過観察

短歌を始めて約2か月がたった。 1か月前は以下の通り。 2か月やってみて、感覚がずいぶん変わった。創作手法なども変化が出てきた。1か月目は短歌を表現できるだけで楽しい、という段階だったが、その過程を通過して、表現することを意識するようになった。歌おうとしていることについて、本当に表現できているのか、自分は何を表現しようとしているのか、そのためには、この言葉でいいのか、この順番でいいのか、接続の仕方や助詞はこれでいいのか、どのあたりまでわかりやすくすればいいのか、あるいは読み

【散文・考察】同じ場面の詩を2つ書いてみてのメモ

最近、詩について悩んでいることを書いた。 そこで、実験的に同じ場面を2つ方法で書いた。ひとつは、ただ書いた詩。思い浮かんだその日の出来事を言葉にした。日記を書く感覚でスラスラと出てきた言葉をメモしたような言葉。心理的にまったくストレスがかからないし、さらさらと書く感覚が楽しい。日常を書くだけなので、正直、詩なのかとも思ったけれど。この言葉を書く前にシンプルな詩を読んでしまったので、影響されたらしい。 その後、これをもとにしてもうひとつ詩を書いた。そのまま出た言葉から想像し

【散文・考察】詩の前に立ち止まってみて

最近、迷いが生まれ始めているようだ。 詩を書くとき、出てくる言葉を書きとめた。それだけでよかった。それだけで楽しかった。感覚的に書くことを重視していた。 次に世界をそこに現し、それを感覚的に感じ取れないかと考えた。つまり、脳に言葉が入り、その言葉に瞬間的に反応して世界が現れる。その連続によって世界を感じ取れないか。短歌や小説とは違ったプロセスで世界を感じること。 そこで思ったのは、感覚的に書くことは100%表現の行為。けれど世界をそこに表現するために調整することは、瞬発