社会民主主義の継承・発展に向けて
新年、明けましておめでとうございます。平素からのあたたかいご支援ご指導に感謝申し上げます。皆様のお力添えにより送り出して頂いた参議院2期目は総務委員会と決算委員会を中心に活動して参りました。第203回臨時国会は、全国での新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、野党は国会の延長要求と「新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案」を提出しましたが、審議未了のまま廃案となりました。引き続き、第204通常国会で本年度予備費や第3次補正予算の中で、検査・医療体制充実に向けた支援や新型コロナウイルスで大きな影響を受けている中小企業や個人事業主、農林水産事業者、一人親家庭、非正規労働者、障害者、外国人、学生などへの支援策の拡充を求めていきます。
さて、この度は私の政党所属のことでご報告申し上げます。
社民党は、1996年1月に日本社会党が改称して発足し、継続して自社さ連立政権に参加しましたが、1998年5月に連立を離脱しました。その後、再び2009年に民社国連立政権に参加するも2010年に離脱、以降、党員の高齢化や党を支える労働組合の組合員の減少等も相まって、社民党の党勢は急落しました。2019年の参議院選挙で政党要件をクリアしたものの、依然として幅広い世代からの支持の拡大と党の変革は成しえていないと言えます。この課題の解決なしに、社民党の危機的状況は変わりません。また、国政において野党統一会派に所属し活動を行っているものの、党勢回復へ厳しい状況が続いておりました。
こうした状況の中、2019年12月に立憲民主党から社民党への合流呼びかけを受け、厳しい党内議論を続けてきました。2020年11月14日の臨時党大会で、「社民党に残る立場も、立憲民主党に合流する立場もどちらも理解し合う」との方針が賛成多数で可決されました。
私は、社民党幹事長として立憲民主党との協議及び党内調整に当たってきた責任を果たした上で、吉川はじめ衆議院議員とともに、次なる展望を切り開くべく2020年12月24日の社民党常任幹事会を以って社民党を離党、党の役職を辞任し、同日立憲民主党に入党致しました。
平和憲法を守り、脱原発、辺野古新基地阻止など社民党と志を同じくする新たな仲間とともに、活動の輪を拡げ、社民主義の継承・発展をめざして参ります。これまで社民党故にご支援頂きました皆様にはひたすら感謝申し上げます。皆様のこれまでのご期待に添い、社民主義継承・発展のために、新たな活動への変わらぬご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。
2021年が新型コロナウイルスを克服して、より良い年になりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
吉田忠智