『のんきダイエット』とは?前書き(その1)
前書き
1.なぜ『のんきダイエット』と言うタイトルなのか?
これは私の三ヵ月間の記録である。『のんきダイエット』などというタイトルが付いてはいるが、私はダイエットはしていない。
していないが、タイトルの通りおよそ8kg痩せたのだ。
※正確な開始日は不明だけど、便宜上7/7をスタート日としている。
グラフ上で薄いピンクの部分が今回の話の期間です。
ではなぜ、『のんきダイエット』などという、なんだかのんびりしたタイトルなのかという話しよう。
ダイエットって、出来ない運動を一生懸命やったり、食べたいものを我慢したり、もっと必死なものじゃないのか?だから目標体重になった時、達成感があるんだろう?そう思われた方もいるでしょう。
私もダイエットに対してそのようなイメージを持っていました。
しかし、先述の通り、私は、ダイエットは目的としてなかったのです。だから体重が増えようが減ろうがどうでもよかったのです。目指したものがあるとすると、それは『健康』です。
各期間で色々な事を”目的”として設定して実践してきましたが、ダイエットを目的としたことは一度もありません。いや一度位は、こっそり目的としていたことは、ありましたけどね。あくまで“こっそり”です。
そして、目的として設定したことに対して、「いつまでに。(出来るようになる)」「いつからいつまで(この期間だけ○○をやる。)」のように期限や期間は、決めませんでした。
一つの事をやり始めて、なんとなくできるようになった。慣れた。じゃぁ次の目的を設定しようか。という感じの緩いものでした。
こういう書き方をすると、あらかじめ、次の目的やその次の目的があって、徐々にステップアップしていったようですが、実際は、ひとつのことをやっている最中に、
『○○はこんなに健康を害する。』
『長生きしたかったら□□をやめろ。』
『寿命を延ばす△△』
などと言う情報を目にして、「なるほど、それじゃ、○○をやめてみるか。(△△を始めるか)」という感じでやめたり、取り入れたりしていった。というだけです。
そもそも、私が求めていたものは『健康』であって『痩せた身体』ではなかったですしね。
副産物として、体重が落ちましたが、あくまで、副産物なのです。
徐々に減っていく体重を見て、「なんか私、すごくない?こんなことが出来るなら、今までやってきたことを文章にしてまとめて、広げようか。」と思い立ち、何かキャッチーでインパクトがあってわかりやすくて、内容に沿ったタイトルが欲しいな。
(ダイエットをやっていたわけじゃないけど、他の人に一番伝わり易いのはダイエットという言葉だな。実際体重も落ちているし、嘘じゃない。)と考えた結果『のんきダイエット』というタイトルになりました。
この先は、本来の私の目的や目標を主体に話を進めると、わかりづらくなるので、内容によっては『ダイエットをしていた。』と言う表現になっている文章もあるので、その点はご了承願います。
2.私が始めたきっかけ
インターネット上だけに限らず、世界には健康やダイエットに関する情報はたくさんありますね。
そういった健康や食事に関する内容をたくさん見て、自分に合いそうなものや、自分が感じている身体の不調の原因はこれじゃないか?と思ったことを取り入れていったのです。
或いは自分に合うように、アレンジして取り入れて行ったのです。中には「○○な人は、△△や□□などの不調がある。」と書いてあって、「お。まさにこれだ。」というものもありました。
また、情報を見てから、この状態って体調不良だったんだ。と初めて気付かされたことも多くあります。
たくさんの情報を見ていると、○○を食べろ、○○は食べるな。といった相反する情報もあります。
どちらを信じるにせよやってみないとわかりませんし、一個人ではやってみてもわからないことのほうが多いです。
この場合、「信じる。」という表現は少しあいませんね。やってみて効果を実感できて初めて「信じる。」ことが出来るわけで、どうしようかな?と考え、実行している段階では、「選択した。」というだけの話です。
色々やってみて、私に効果があったから今回、このことをまとめて知ってもらおうと思ったのです。
さて、上記の様な健康や食に関する情報は、ダイエットに興味があるあなたも、色々見てきたかと思います。しかし、思うような成果か出なかったのか、状況が許さず出来なかったのか、なにから始めよう?どうやって始めようか?と迷っていたのでしょう。
このページにたどり着きました。痩せることは、『健康』への第一歩です。私の体験談が、あなたの『健康への道』の何かの参考になれば幸いです。
ところで、あなたはお医者さんに掛かっているでしょうか。定期的に病院に通って何かの薬を処方されたりしていませんか。
私がこの『のんきダイエット』を通して感じたことは、お医者さんは病気を治してくれるけれど、『健康』にはしてくれないのかな。やはり『健康』はどうにかして自分が動いて手に入れるしかない。という事です。
※本文中に専門用語やその説明がいくつか出てきますが、その内容は医者でも学者でもない私の認識なので、合ってあっているかはわかりません。
私に都合がいいように改変されているかもしれませんので、専門用語については、ご自分で調べてください。私が情報源として見ていたサイトは後述します。
本文中には「○○しろ。」と命令口調がの言葉が使われている項目もありますが、これは私が私自身に課したお題なのです。決して読者の皆様に命令しているわけではありません。
本文は、あくまで個人のブログ的な内容だと思ってください。
ここで紹介している『のんきダイエット』はすべて私の経験に基づいて時系列で書いていますので、
「この項目は先に知りたかった。もっと前の段階で書くべきだろ。」といった内容もあると思います。なにより、書いてある内容すべてが”私基準”である事をご理解ください。
また、時折思い出話になっている内容もありますし、第一章までは自分語りが多いので、飛ばしてもかまわないと思います。ちょっとした精神論的なことも書いてあるので、暇な時に目を通してみて下さい。
60日を過ぎてから文章にまとめようと思って書き始めたので、章を追うごとに、項目や内容が増えていきます。
目的としたことも増えていますが、リアルタイムで考えたことを書き連ねているか、記憶に頼ったかの違いです。
3.このダイエットが有効だと思われる人
突然ですが、今から二つのことにチャレンジしてみて下さい。
①あなたのおなかの皮下脂肪をつまんでみて下さい。つまめますか?
②かかとを地面に付けたまま、ヤンキー座りができますか?
何か痩せる方法はないかな?と思って来たあなたには出来ないかもしれませんね。
もちろん性別や年齢、体の柔軟性など個々人で違いますから出来たから痩せている。出来ないから太っている。という事ではないでしょう。
私の場合、おなかが固く張っていて、皮下脂肪をつまむことは出来ないし、固いおなかが邪魔で、ヤンキー座りをすると、かかとが浮いていました。
私のように、おなかが固くて皮下脂肪がつまめないというのは、内臓脂肪がたくさんついている。という事だと思います。この状態の時の私の体脂肪率は22~24 内臓脂肪は13.5~14.0レベルでした。(タニタ体組成計BC-752で計測(一般的には体脂肪率計と言われる物です。)
※グラフ中の標準や過剰(肥満)などのラインは体脂肪率計の取扱説明書に記載されている判定ラインです。体脂肪率は年齢や性別によって判定ラインが変わります。
グラフにして見ると、体脂肪率はそうでもないけど、内臓脂肪レベルが高かったんですね。元々痩せていたので、おなかだけポッコリの洋梨体形であったわけです。
もし、あなたが同じ状態なら、このダイエットは効くかもしれません。しかし、そんなに太ってなくて運動もしている。でも、もう少し体脂肪を落としたい。
と考えているならスポーツトレーナーなどの専門家の話を聞いた方がいいでしょう。
私がこの『のんきダイエット』を始めて、70日くらいの頃に友人と一日過ごす機会がありました。その友人は、私のようなデブじゃなくて、どちらかと言えばスリムな方です。
私と会うと、「ずいぶんやせたね。どうしたの?」と驚いて聞いてきたので、今までの経緯などを教えました。すると、
「そんなことやってたんだ。すごい。自分もやってみたい。何を食べて、何を避ければいいのか?」と聞いてきたました。
具体的に教えた上で、当時食べていたものを食べてもらいました。すると、「すごいおいしい。」と言って食べていましたが、夕方には、「なんかおなかが張って、ちょっと調子悪い気がする。」と言って困った顔をしていました。
普段食べ慣れていないものを食べたせいでしょう。その後、「一週間くらいで2kg痩せた。ありがとう。」と言ってきました。詳しく聞いたところ、始める前は高校生の時よりは、3~4kg増えていた。とのことでした。
友人は元々、食事と健康については多少の興味と知識があったようですが、始めるきっかけや具体的にな方法を探していたのかもしれません。もちろん、誰もができる事ではないと思いますが、一見スリムに見える友人でもため込んでいた何かがあったんだな。と思った次第です。
同時に、私が70日かけてやってきたことを、すぐに実践できた決断力や意志の強さに驚かされました。
年齢が上がると、筋肉量も減ってきますから、学生時代からそんなに体重は変わってないから。と言う人も油断は出来ませんね。もしあなたが中高年で運動をやっていないなら、この『のんきダイエット』は、有効かもしれません。
4.私について。
では、この『のんきダイエット』を実行して痩せることが出来た私についてです。
私は1970年生まれで、この『のんきダイエット』を始めた時は51歳です。高校生の時の体重は、58キロだったと記憶しています。
『のんきダイエット』を始めた時の体重は77キロくらいだったので、20歳くらいの頃から20キロ近く太っていたことになります。
近年で一番太っていた時は、2019年の春でおよそ82kg。生活習慣病リスクの指標に、『20歳から10キロ以上体重が増加している。』というのがあります。大幅にオーバーしていました。
それだけ太っていたら痩せられるよな。と思ったでしょう。その通りです。
次に生活習慣など、関係ありそうな内容を箇条書きにします。
・喫煙者である。
・バナナブルーベリーヨーグルトはほぼ毎日食べている。
今年(2021年)からの変化
・缶コーヒー・ジュースは、ほとんど飲んでいない。
・お酒は飲んでない。
・冷たいものはあまり飲まなくなった。麦茶もお湯を足して飲んでいた。
近年一番太っていた時の82kg。これは台湾ラーメン屋というものも関わっていると思います。
最初は全然食べきれなかったラーメンと炒飯などのご飯もののランチセットを食べきることが出来るようになりました。
『ランチセットを完食できるようになったぜ!』と喜んでいる場合じゃなかったのですね。
このダイエットがうまくいった要因の一つに「コロナ禍」というのがあると思います。
緊急事態宣言やマンボウによって、飲食店が遅くまでやっていない。混んでいる飲食店は、感染リスクがあって行けない。
そして、肥満体型は重症化リスクが高いという情報。今まで何とも思わなかった、太っていること自体が、身近に迫る生命の危機かもしれない。という恐怖心があったのかもしれません。
私は自称、「一人暮らしの料理研究家」である。日頃は「いかに簡単においしいものを作るか?」を考えている。
今回の課題は、使ったことのない食材を使って、どうやったらおいしく食べられるか?を考える事。これが私にはけっこう楽しかった。
「一人暮らしの料理研究家」というと、「一人暮らしをしている料理研究家なのか?」「一人暮らしの料理を専門に研究している人なのか?」という疑問がわいただろう。
どっちも正解だ。一人暮らしをしているから一人暮らし向けの研究しかできない。まぁ、一人暮らしで自炊していれば、誰もが常に安い食材で楽に作れて、美味しくて、おなか一杯になるものを求めている。
そして、誰もが自分で工夫したり、レシピを見たりしているだろう。そういう意味ではみんなが、「一人暮らしの料理研究家」である。
「自称、料理研究家です!」と他の人に言うか言わないかだけの違いでしかない。と思う。
5.やめることを始める。
それでは、『やめることを始める。』について話しましょう。
何をやめたのかというと、食生活を見直して、今まで食べていた物の中で、身体に悪そうな物をやめていった。
そして代わりの物を食べ始めたのです。全体を通して考えてみても、ほぼそれだけです。
私は最初、「パンは食べないようにしよう。」から始めました。
あなたも、「パンは太るよ。」とか「パンは身体に良くない。」とか聞いたことはあるんじゃないでしょうか。
身近な人からそんな忠告を受けたり、
時には、「朝食をおにぎりからパンに変えたら、2カ月で3キロ太った。」等と、具体例を挙げられても、常温保存できて、軽く食べられるパンは便利でなかなかやめられませんよね。
でも、例えば、
『食パンのたんぱく質であるグルテンは、人体で消化されにくいのです。
この未消化のグルテンに対して、体は「異物」とみなして、攻撃するための「抗体」が出来ます。
この抗体ができる事が、アレルギーの原因になります。さらに、この抗体は問題のない臓器も攻撃する可能性があるのです。
それは、グルテンと臓器のアミノ酸配列が似ていることから起こります。
抗体が臓器を攻撃することによって、さまざまな病気や体調不良を引き起こすのです。有名なのが「セリアック病」です。』
等と、科学的に説明されていると言われたらどうでしょう?どんな症状か分からないけど、病名まで付いているんですよ。
「ほんとかよ?ちょっとパンやめようかな。」そんな気になりませんか。
私がそうでした。おそらく男性の方はこういった「科学的に証明されている。」や「具体的な数字」等を出されると、信じてしまう傾向があるのではないでしょうか。実際、サギや訪問販売、普通のCMでもよく見かける手法ですね。お客さんの方が詳しい場合は逆に論破されてしまいますが。