澄んだ空気で健康に暮らす
健康を維持するためには、濁りの少ない澄んだ空気に囲まれて暮らしたいものです。きれいな空気には心も癒されます。
よりよい空気の中で生活するために、日々の生活でできることを試してみましょう。
身の周りの空気を整える
空気の汚れを取り除く方法としては、空気清浄器の利用がもっとも手軽で効率的です。フィルターの目の細かさや機能もさまざまですので、目的に応じた製品を選びましょう。
また、ウィルスは乾燥を好むので、冬場は加湿器を利用するのもウィルス対策には効果的です。ただし、空気清浄機、加湿器、エアコンなどを使用する場合は、フィルターの掃除やこまめなメンテナンスを心がけましょう。
花粉や黄砂、PM2.5の飛散が多い時期には、マスクを着用するとよいでしょう。また、布団や洗濯物の干し方を工夫する、外干しをしないなど注意が必要です。外出時に着用していた衣服は、帰宅前に玄関の外で表面を払うだけでも効果があります。
気密性の高い室内では、換気も大切です。室内での喫煙やストーブなどの暖房器具の使用は避けたいものですが、やむを得ない場合は換気を心がけましょう。
汚れた空気を避ける方法としては、花粉や黄砂、PM2.5の飛散状況を参考に、可能であれば飛散の多い日や時間帯の外出を避けることです。また、住まいの場所を選ぶ際には、都会の幹線道路沿いなどは空気内の汚れた物質が舞い上がってくることも多いので、慎重に検討しましょう。公園の近くや自然の多い地域では、空気の状態も異なるでしょう。
建築やリフォームを行う際には、ホルムアルデヒドを避けるためにも、自然素材の建材や工法を検討するのもおすすめです。
空気にプラスして
現在の生活環境に少しプラスしてみることで、空気の状態を改善できる場合があります。例えば、室内に観葉植物を置いてみるのも良いでしょう。酸素濃度アップが期待できるのに加え、植物はフィトンチッドを発散しています。
フィトンチッドとは、樹木などが発散する化学物質で、殺菌力や微生物の活動を抑制する力があります。ヒバを建材に使用する、クスノキのタンスを置く、ヒノキのまな板を使うといったことでもフィトンチッドは発散されますので、試してみてはいかがでしょうか。ただし、観葉植物は水のやり過ぎなどにより根腐れして悪臭を放ったり、カビが発生したりする場合があるので注意しましょう。
また、アロマをその時の気分や状況に合わせて取り入れても良いでしょう。ティートリーなどは殺菌やウィルスの働きを抑制する効果があると言われています。このように、緑や香りを楽しみながら生活に取り入れてみましょう。
森の中や滝の周りに浮遊するマイナスイオンも、空気中のちりやほこりを除去する性質を持っていると言われています。休日は大きな公園や、時間が許せば山や森林など自然の多い空気の澄んだ場所へ足を運んでみるのも良いでしょう。
まとめ
空気の質は、私たちの健康や生活に大きく影響します。身の回りの空気を整えることで、よりよい空気の中で生活することができます。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
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