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初めての一杯 パート2

前回の釣りから2週間後、再びエギングしに釣り場へ向かう。今回は会社のおっちゃんに聞いた新たな場所。

今回こそ釣るべYouTubeで「底の取り方」「ワンピッチショートジャーク」をリサーチ。

あの兄ちゃんのシャクリ方をマスターすべく駐車場で練習をしていた感じだと多分できそう😍ポイントはリール握る手は添えるだけ!

タイドグラフは相変わらず知らない状態だが14時から20時まで釣りする予定なので夕マヅメの激アツタイムもある!時は11月半ば。

釣り場に到着すると先端から順に4人エギングしてる。迷惑かけてもいかんので根元から少し先端へ歩いたらへんで釣りする事にした。

とりあえずキャスト!すぐ余計な糸フケを取る!後は糸が出ていく分だけ糸を出す!

⋯⋯糸がやたら出ていく気が💔⋯⋯

足場から海面まで4メートルあって横風だからそらそうだわ!と現在の俺が当時の俺にツッコミ入れときます!😑

ラインは弧を描きやたら糸は出ていき何か違うなと感じたが俺は全く慌てる事はない。なぜなら事前にキャストした先の深さをリサーチ済だからだ!😤

おっちゃんの話によると根元からちょい行った所は6から7メートルの水深だそうだ。という事はエギの沈下スピードが1メートル沈むのに3秒だから20秒数えれば底付近😏(エギ流されてたら底付近じゃないと未来の私がツッコミ入れときます!)

そんな知識ない俺は当然自信満々!😰ライン適当に送り込み20秒数えたのでシャクリを開始する😤ここまでは駐車場でイメトレしてた通りだ!手もスムーズに動いてる!

まずエギを軽く持ち上げて竿を下におろしたらビシッビシッビシッ!だっ!!!

糸フケ取って(取ってるつもりなだけで実際はラインが糸出す事でどんどんフケた状態(笑))軽く竿を持ち上げる!

⋯⋯⋯持ち上がっとらんな💔⋯⋯⋯

気にせずビシッビシッビシッ!しかしスカッスカッスカッ😰

気を取り直し竿もう一度持ち上げて(エギ持ち上がってませんがね😰)ビシッビシッビシッ!するとスカッスカッビシッ!
「おっちょっと出来たぞ!」

すかさずラインを巻き取り過ぎない事に注意しながらラインを巻きつつ竿を下ろす!巻き取り過ぎなのかどうかはよくわからんが何かちょっと前進した気がする✨

そして着底するまでエギをフォールさせようとするが全くわからなかった為前回の5秒ルールを取り入れ5秒待つ事にする。

そして再び竿を軽く持ち上げ
「あっエギ持ち上がった!」
再びビシッビシッビシッ!
「出来たぞ!」

以降同じようなスカッビシッを繰り返しながらも一応イメトレ通りには出来てる事に満足しながらキャストを繰り返す!

手前に来たらシャクリは軽くとか色々知識は得てたのでたまにびょ〜んとエギが飛び出す事はあるもののそれなりに釣りは出来るようになっていきました。

ただこれまでイカを釣った事が無いため果たしてこれでちゃんとエギが動いてるのかもよくわからず(エギ見える所で試せば良い話なのだかそんな事当時の俺は知らないのである(笑)エギ見えたらエギ止めて周り確認して回収してました)本当にこのやり方で合ってるのかもわからず疑心暗鬼な状態ではありました。

救いは先端のベテラン達(←勝手な決めつけです(笑))も全く釣れてないので少し安心は出来た事。🙄

そのうち辺りは暗くなりはじめ完全に暗くなる瀬戸際くらいに雨が降ってきました。事前に天気予報調べてたのでちゃんとカッパも着てるしライトも用意してある。✨

次第に雨はだんだん強くなり本降りになってきて先端の4人がこちらに歩いてきて帰ってしまい波止にポツンと1人俺だけ💔

もうこの頃になるとやり方合ってる自信が全くなくなってしまい雨降りを理由に気持ちは帰る方向に傾きはじめてました。

しばし釣りを中断し海をボケ~と見つめなから思案⋯⋯⋯

!!!いやっ!ちょっと待てよ?!今この波止貸切状態なわけだから5メートル間隔で投げてけば釣れるかも?

よし!そうしよう!先端に向けて深くなってるはずだけどそんな事は忘れよう!投げて20秒待ってシャクる!これでいい!

雨がこれ以上強くなる前に先端まで5メートル間隔で投げてまた5メートル間隔でこの場所に戻ってきたら諦めて帰ろう!

先端まで約50メートル。20回やって釣れないならもうしょうがない。この時結構ヤケクソになっていたのでどーせならおもいっきり強くシャクったるというマイルールを追加しました(笑)

投げて20秒待って3回おもいっきりシャクる!5秒待っておもいっきりシャクる!もうこの時点でかなりヤケクソなので大声で「おもいっきりシャク〜る!おもいっきりシャク〜る!」と叫びながらやってます🤣

この辺から何かシャクった感覚がすごく重く感じていたのですが(潮が払い出してる)当時の自分はそんな事わかるはずもなくおもいっきりシャクるとこんな感じなのかぐらいにしか思ってませんでした(笑)ヤケクソでしたしね(笑)

1回目何もなくサッサとやって帰るという目標もあるので「はいっ次行ってみよう!」
と叫び移動🤣

2回目「イイね〜イイね〜イイよ俺!」とか叫びながらサクッと終了🤣

3回目には若大将の歌が飛び出す!「う〜みよ〜おれの〜う〜み〜よ〜」しかし俺の海から答えはなく終了!(笑)

そして運命の四回目!何回目のシャクリだったかはよく覚えてないが竿持ち上げてビシッと振り上げた時しばし止まる。

何かすげー重たい!😳もしかして釣れてんの?(ちなみにドラグ緩める事は事前に学んでたんですがすっかり抜けてたためフルロック状態でした(笑))

とにかく巻こう!巻き始めると何かグンッグンッてするけど今までイカ釣ったことないのでイカなのかはわからない。しかし何ががかかってる!

巻き上げ続け海面までくると墨がブシャーてなる!「イカや!」しかしそのまま持ち上げようとするが何か竿折れそう😨

「ギャフやっ!」ギャフある事思い出しギャフをイカの方に伸ばす!

⋯⋯⋯全然届いてね〜💔⋯⋯⋯

腹ばいになってやってみるも50センチくらい足りない💔焦る気持ちを抑えギャフを諦め腹ばいになりながらラインをつかみ波止の側面を擦らないように気をつけながら少しずつ引き上げる。

イカは少しずつ少しずつ引き上げられ無事波止の上へ。足が震えてる。心臓がバクバクする!「釣れたぞ〜!」と思わず叫ぶ。

楽しい!嬉しい!

釣りしててここまで気持ちが昂ぶったのは初めてでした。

その後イカを締めてクーラーにしまい最初に決めた20回をこなした頃には雨はいつの間にか止んでいて。

よし!帰ろう!と波止から車へ歩いてると釣り人二人が正面から歩いてきて

「どうでした?釣れました?」
「自分初心者でやり方も良くわかってないけどさっき一個釣れました!」
「何グラムくらい?」
「全然分からないですけどこれです!」
とクーラー開けて見せてみる。
「デカいやん!7、800ぐらいあるで」
「エギ何色で釣れたん?」
「わかんないっすけどこのエギです!」
「ありがとう!お疲れ様!」
「ありがとうございます!頑張ってください!」

釣り人二人を見送る。

その後次のイカを釣るまで2年かかりましたがこの時の経験がなければ多分やめてたと思います。生涯忘れられない大切な思い出です。

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クロイケサン
ありがたや~