【日記】町田商店に骨抜きにされた日
またプロダクション体育館の話になるんですけど…(挨拶)
プロ体メンバーのマネージャーさんたちによる『倉庫のラジオ』。
ここでたびたび話題に上がるラーメン店、
「町田商店」っていうのがずっと気になってまして。
調べてみたらバリバリ行動圏内に店舗があったので、
ランチに行ってみることにしました。
ほんで駐車場に車停めて店に入ろうとしたら、
中から店員さん出てきたんですよ。
わざわざ出迎えてくれるなんて…
「お客様、1名様ですか?食券をお買い求めください」
「お席こちらへどうぞ。お荷物よろしければこちらに」
「麺の硬さ、味の濃さ、油の量はどうされますか?」
めっちゃスムーズな接客…!!
後で店員さんの会話を聞いてたら
「お車一台入りました」って言ってたんですよ。
駐車場に入った時点でマークされとる…!!!
細やかな気遣いに感心してたら運ばれてきた、
注文通りの塩チャーシューメンとライス、いずれも大盛り。
個人的にはうずら卵とほうれん草が乗ってるのが特徴的かな?と思いました。
そんなにたくさん食べてるわけではないけど、他で見た事がない気がする。
さぁ、念願の町田商店。
期待に胸踊らせながら、
白濁したスープから麺を手繰り一口…
ウッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッマ!!
びっくりした。
クリーミーなスープが甘い!
甘いと言ってもくどい甘みではなく、
優しい乳製品系の甘み。
グラタンに使うホワイトソースを思わせるようなまろやかさの中に、
こってりとした風味もしっかり感じる。
素晴らしい…!!
ほうれん草がついてるのも納得。
微かな苦味に濃厚なスープが絡んでめちゃくちゃ合う~~!!
美味さと「推したちと同じモノを食べてる!」という感激がないまぜになって、
情緒めちゃくちゃになりながら一心不乱に喰らってたら
流石に胃が拡張の限界を迎えまして。
よく考えたら僕、
今日の朝カレー大盛り2杯食べてたんですよ。
そっちの消化が完全に終わりきってない状況で
ラーメンとご飯両方大盛りは流石にはしゃぎすぎたか…
あ。
ヤバい。
出るかも。
しかも、カウンター席で。
…とりあえず水を飲み、消化器を落ち着かせる。
調子に乗ってわざわざ大盛りを注文した以上、お残しは絶対に許されない。
隣の席のおっちゃんは食べ終わってんのにスマホで漫画読んで粘ってるし、
多少の長期戦は黙認されている様子。
…やるか、完まく。
店内のポスターで知った、『完まく』なる概念。
少々休憩を入れたおかげで胃に生まれた、わずかな隙間。
ここにスープを流し込む。
とはいえ、
この場面ではあれだけ絶賛した濃厚さが牙を剥いてくる。
しかも、
なんかノリで油の量多めにしちゃったし。
重い…!!
藁にもすがる気持ちで、
無料トッピングの刻み玉ねぎを入れてみる。
…量、増やしてんじゃん。
味変というやつの効果でなんとかならんか。
玉ねぎを散らしたスープをレンゲに掬い、啜る。
…なるほど!
玉ねぎの刺激が、スープの新しい一面を見せてくれた。
さっきまで苦戦していたのがウソのように胃が広がっていく。
余談ではありますが、
玉ねぎの匂いや切った時の目に染みる原因になる
硫化アリルという物質には食欲増進効果があるそうで。
玉ねぎの助けを得てなんとか完まく!!
…しかし、ここに来てまさかの関門。
前述のアプリにスタンプをもらうには、
店員さんに声を掛けねばならない。
僕、もう24だよ。
この歳になって、
「ごはん残さず食べたよ!」
って大人の人に報告しなきゃいけないの…?
僕が人知れず歪んだ自意識に苛まれていたら、
背後からスッッ…と近付く店員さん。
「お客様、完まくありがとうございます!」
言ってないのに〜〜〜〜!!
テレテレしながらアプリにスタンプを押してもらい、席を立つ僕。
もう恥ずかしいやら嬉しいやらで、顔面グチャグチャになりながら店を出たら、
後ろから店員さんの声。
「完まく、ありがとうございました!またお願いします!!」
…。
もうラーメンのメイド喫茶じゃん…!!!
好き…!!
とね。
完全にやられてしまったので、今後の僕のラーメンは町田商店です。
しかも後で調べたら、
『塩より醤油のがウマい』なんてレビューも見ちゃって。
まだ上が来るん?
…来週の休みもまた来よう。