【日記】ぽよよん小判について
特に書くことがない。
そんな日にお役立ち、Phrase Plus。
ランダムな言葉を出力してもらって、後は思考を滑らすだけ。楽チン!
本日のお題:『ぽよよん小判』
世界には数多くの国があって、それぞれに独自の貨幣が存在してたりするんですよ。
日本ではおなじみ、『円』。
韓国なら『ウォン』、
中国なら『元』とか。
以上に挙げた貨幣は割と形式が似通っていて、
「高額のものは紙幣で、小額のものは金属製の硬貨で」というフォーマットが共通しています。
とはいえ世界を見渡せば、そんな常識の通用しない貨幣も存在します。
変わり種の貨幣といえば、ミクロネシアのヤップ島で使われている石貨が有名ですよね。
現地の言葉ではライと呼ばれる巨石がお金。
なんせデカい上に重いですから、その不便さが価値に直結しているようで。
わざわざ別の島から切り出して、船に乗せて持って来て…という手間がどれだけかかったか、現代に至るまでにどう受け継がれ、そこにどんなストーリーがあったかがこの石貨の価値を決定するとのこと。
興味深いですね。
日本の一万円札を作るのにかかるコストは20円ちょいなんて言われてますが、
この石貨は製造コストと価値が比例している。
さらに面白いのがこの石貨、別に持ち主の手元になくても使えるらしいんです。
モノ自体は村の集会所に置きっぱなしにされていて、その所有権がどこからどう移っていったかの履歴が表面に刻印されるとか。
だから大事なのは石貨の存在自体ではなく、所有権を主張できるという事実。
パッと見では原始的にすら思っちゃいますけど、その仕組みはむしろ仮想通貨に近いという高度さ。
取引される実物の携帯性はかなぐり捨てて、それがどう取引されたかの履歴を参照できることに価値が生まれるって最近話題のNFTなんかにも通じますよね。
…話がだいぶ逸れちゃいましたけど、
要するに貨幣の在り方ってそこの地元民が「どんな経済活動の仕方をとっているか」によってだいぶ変わってくるんですよ。
だからもし『ぽよよん小判』が存在するとしたら、そこにはちゃんとした意味があるはずなんです。
ぽよよんってくらいなんだから、柔らかいんだろうな。
お金が柔らかいメリットってなんだ…
実はもう一つ思いついてます。
そのヒントは、石貨について調べてる時に見つけた↓コレ↓。
Quasi Universal Intergalactic Denomination
略してQUID。
日本語では準国際銀河系単位と訳されることもあるとか。
名前からして宇宙を感じますけど、その通り。
これは宇宙で使うことを想定して開発された次世代型貨幣なのです。
これからの時代、人類ってバンバン宇宙へ出ていくじゃないですか。
ってことは宇宙遊園地とか宇宙レストランとかでお買い物しなきゃいけない場面も多々ある。
「カード使えばいいじゃん」と思うかもしれませんけど、
現代一般的に使われてるクレジットカードって、宇宙線に曝されると完膚なきまでにブチ壊れる可能性があるんです。
そもそも一回の取引ごとに遠く離れた地球へ電波飛ばして…とかやってたら通信コストもバカになりません。
となるとやはりデータではなく物理的な貨幣を使うしかない。
…しかし。
想像してみてください。
無重力のレジ前でおっちょこちょいが小銭をぶちまける姿を。
そして空間に放たれた小銭たちはぶちまけられた速度そのまま、レジ係の顔面に襲いかかってくるわけです。
そこでコレ、QUID。
上の記事の画像見てわかるように、周りの透明な部分が丸っこくなってますよね。
ここはポリマーでできていて、最悪顔面にヒットしたりしてもケガしないようになっています。
…もうお分かりですね?
『ぽよよん小判』は宇宙で使いましょう。
柔らかい素材でできたぽよよん小判なら宇宙空間でぶちまけても安心!
そのうえ小判だからコンパクト!宇宙服のどのポケットに入れても目立ちません!! (そもそもポケットとかあるのか?)
さて。
かなり回り道しましたけど、なんとかぽよよん小判の話にぽよよんと軟着陸できましたね。(宇宙だけに)
ただ悲しいことにこのQUIDの話、
僕が探した限り2007年にBBCニュースのサイトに掲載されたっきり続報が出てないんです
よ。
正直出てくるソースが全部英語ばっかりで全部確かめるのめんどくさかったってのもあるんですけど、まぁ少なくとも日本までは波及してきてないようですね。
ちなみにこの2007年の記事っていうのも、
「5年以内(2012年まで)には宇宙への旅行が一般的になる」とか言ってるのでだいぶ見通しが甘い…
それでもいつの日か、ぽよよん小判を手に宇宙旅行へ行ける日を夢見て。
それでは。
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