“C”の音に身震いする
トランペットをやった事のある人なら皆さんご存知のアーバン作曲の変奏曲。
トランペットの技巧が散りばめられた曲集で、モーリスアンドレの上手さがこれでもかというほど堪能できるアルバムです。
収録曲のひとつ“華麗なる幻想曲”をご紹介。
イントロの派手なテクニックから入って、主題が奏でられた後、曲のはじめから3分39秒あたりの“C”の音!
技巧に聞き入って気分も高まった所に突然現れる霞の奥から奏でられる様な端正で美しい響き。。。
このたった一つの“C”の音でだけで、どれほど心揺さぶられるか。
技巧一辺倒になりがちな他の奏者とは違うアンドレならではの歌心が存分に感じられる“華麗なる幻想曲”。
是非聴いてみてください!