奥出雲で蕎麦を食べる
奥出雲町道の駅 おろちループ
奥出雲町の道の駅で、北陸応援フェアを開催中！との情報をテレビで視たので、出かけてみた。
が、完売だった！
残念。二日で売り切れたそうだ。
八川そば
目的は果たせなかったが、名物の八川蕎麦を食べることができた。
八川そば店はJR木次線八川駅の真ん前にある。
木次線と並行する国道314号線に面する店の前は、常に入店待ちの客の長蛇の列で、奥出雲に来るたびに気になっていた。
二月は例年雪深い地域でもあり訪れる人も少ないのか、昼まで少し間があったせいなのか列がなかった。
入ると待つことなく席もちょうど空いていた。
名物の山菜そばと迷ったが、奥出雲の名産である舞茸そばを注文。
冷たいそばと温かいそばがあり、これは温かい方、出汁も薄口のうどん出汁と濃口のそば出汁が選べるとのことで、そば出汁にした。
汁が濁っているのは、茹で上げた蕎麦を茹で汁ごと器に入れ、濃い出汁を注いでいるからであろう。
店の入り口で職人が蕎麦を打っており、出来立てほやほやの蕎麦である。
具材は舞茸とおろした山芋でとろっとろだ。
じんわりとお腹にたまる一杯。
八川駅
JR木次線は、昨年11月を最後に老朽化のためトロッコ列車の運行が終了した。
代わりにこの春4月から、観光列車『あめつち』が運行するという。
しかし車両の性能が異なり、出雲横田駅⇔備後落合間はあめつちの乗り入れができないのだそうで、八川駅は通らない。
八川駅⇔出雲坂根駅にはスイッチバック区間があり、山間にかかるループ橋の景観も見事なのだ。
なんとも残念な話である。
神様、らしい…？
終点の備後落合も無人駅だ。
三成ダム
国道314号線を三刀屋方面に向かう途中に三成ダムに立ち寄った。
昭和29年に完成した日本初
アーチ式コンクリート両岸重力式ダムなのだそう。
水力発電と砂防のため。
下流に三成発電所がある。山の中腹から麓に向けて太い管が出ていた。ダムから落とし込まれた水で水車が回って発電するのね、なんて改めて。
斐伊川は天井川と言われていて、一見浅い砂地の川だけれど、たくさん水を湛えていてたびたび氾濫したのだそう。
奥出雲町公式観光ガイド
奥出雲が好きでよく出かけている。
私の住む町は平野部にあり比較的人口の多い地域で、田舎ではあるが農村ではない。
奥出雲町はこちらから見ると山奥の過疎地域だが、すぐ隣の広島県との往来や交流が多いと思う。
むしろ拓けているイメージを持っている。
ブナの森と棚田とたたら製鉄で栄えた町並みが遺る美しい町。
万に一つ、引っ越すとしたら奥出雲町に住みたいなあ！
そんな話をしたことはなかったが、昨日帰る道すがら夫が
あの山の中ごろに、日当たりの良さそうな家があって、いい家だなあ、南向きで気持ちがよさそうだなと思っていたけれど、竹藪に隠れてしまった。
もう誰も住んでいないか、壊してしまったかもしれないなあ。
という。
それじゃあ見に行ってみようよ！
と提案したが一笑にふされた。
おまけ 道の駅 たかの
三成から国道432号線に左折して、広島県庄原市にある道の駅 たかのに寄った。
この道の駅は、尾道松江道からも下道からも行くことができるので、観光ではなく買い物目的で広島から島根から、いつもたくさんのお客で賑わっている。
私たちも通りかかれば必ず寄るし、こうしてわざわざ寄り道する。
本日のお買い上げ品。
左上から時計回りに
猪のスライス、沢庵、地元名物田總羊羹(たぶさようかん)、カンパーニュ、おやつの柏餅（笑）、紅芯大根、ナチュラルチーズ雪子、地場産トマト、地場産きくらげ、地場産大豆の蒸したの
高野はりんごの産地なので、アップルパイを買いたかったが、夫ともコレステロールを制限しているのでおやつはもっぱら和菓子に。
おやつはやめなさい！←影の声
今夜は猪肉鍋と、チーズで。