ビンテージのハギレと国語辞典を買う
連休初日、年上の友人と布を買いに出かけました。
布は売るほどありますが、いくらあっても欲しいものなのです。
今回はパッチワークキルト用ではなく、夏に羽織るシャツを作るのに、綿麻の生地を探すつもりでした。
小さな店に入ると、オーナーがすぐに友人の提げている布のバッグを目に止めました。
アメリカの穀物袋に使用されていたフィードサックというビンテージ生地を使って、友人が手作りしたものです。
日本でパッチワーク全盛期のころオーナーはフィードサックの魅力に惹かれ、インターネット黎明期にアメリカのショップから買い入れた、という話を以前聞いたことがありました。
わざわざ東京から買いに来る人もいたそうです。
しかし時は流れ、パッチワークキルトのブームは終わりました。
コロナ禍におウチ時間が増えたのもあり、ハンドメイドもソーイングも人気がありますが、手間と時間のかかるパッチワークは低迷したまま。
高齢化の一途です。
特にこの地域では、古い着物を解いて使う和柄のパッチワークが人気で、和柄を使ったのをパッチワークと呼ぶと思っている人が大多数じゃないかと思います。
古い着物も、アメリカの穀物袋の布も、ビンテージには違いありませんけれど。
フィードサック談義に花が咲き、オーナーはすでに仕舞い込んで店頭に置いていないビンテージのハギレを、出してきてくれました。
店仕舞いをするそうで、売れないものから自宅に引き下げているので、ビンテージ布は自宅にもっとたくさんあると言います。
そこで、自宅の方にお伺いさせていただくことになりました。
年上の友人のプッシュです。
彼女押しが強い🤣
私一人で来ても、フィードサック話に進展して在庫を出してきてはもらえなかったでしょう。
今私が作っているキルトをデザインした作家は、手持ちのビンテージ布を使っています。
私も部分的に手持ちのフィードサックを使っています。
おかげさまで新しいビンテージ布(日本語おかしい?)が手に入り、モチベーションが爆上がりました。
布の店の近くの中華料理店でお昼ご飯を食べました。
大型書店に寄ってクリアファイルと国語辞典を買いました。
とっても楽しい一日でした。