【書評】田所敦嗣「スローシャッター」【ゆっくり】
2022年12月16日に発売された、田所敦嗣著「スローシャッター」(ひろのぶと株式会社)の紹介動画です。
■田所敦嗣さんのnote
■ ひろのぶと株式会社 オンラインストア「Hironobu&Co. ONLINE STORE」
p.s. 動画素材の利用についてお許しいただき、ありがとうございました。
【以下は動画の台本です。】
霊「どうも、ゆっくり霊夢です」
魔「ゆっくり魔理沙だぜ」
霊「今日は、2022年12月16日に発売された、田所敦嗣さんの「スローシャッター」という本を紹介するよ」
魔「田所敦嗣さんてどういう人なの?」
霊「水産会社に勤務しているサラリーマンなんだけど、noteで連載していた記事が大人気で、ひろのぶと株式会社から、はじめて本を出版することになったんだよ」
魔「サラリーマンが書いた本ということは、仕事でのノウハウを紹介する、ビジネス本なのかな?」
霊「いや、この本はあくまで旅行記だよ。20ある紀行文の短編集なんだよ」
魔「そうなんだね。それと、ひろのぶと株式会社って?」
霊「電通のコピーライターだった田中泰延さんという人が立ち上げた出版社だよ」
魔「聞いたことがない出版社だね」
霊「今年から本を出版しはじめた新しい会社だからね。初版の印税は相場の倍の2割、そして売れた本の部数で、著者への印税が増える仕組みを導入しているんだ」
魔「それは著者が儲かりそうだね」
霊「ひろのぶと株式会社は、noteやブログで面白い記事を書く才能のある人たちを発掘して、本を出版している。田所さんもその一人なんだよ」
魔「へー、それならわたしも本を出して、印税生活できるかな?」
霊「そんなに甘い話ではないよ。それでも本を出したいなら、まずは田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」を読むことだね」
魔「やっぱり印税生活は難しいか。ところで、田所さんの「スローシャッター」というのはどういう本なの?」
霊「田所さんは水産会社に勤めていて、世界中で魚をはじめとする水産品を仕入れる仕事をしているんだ。海外出張での自分の体験記をnoteに連載をしていて、その連載をまとめた本が、「スローシャッター」なんだよ」
魔「そうなんだね。「スローシャッター」には、どこに行った体験記が書かれているの?」
霊「アラスカ、チリ、中国、ベトナム、タイ、ポーランドといったところかな」
魔「うらやましいな。わたしも世界遺産みたいな観光スポットを見に、世界中を旅してみたいよ」
霊「田所さんは仕事で海外に行っているから、この本に、いわゆる観光スポットは、出てこないんだよ」
魔「有名な観光スポットが出てこないのに、面白いのかな?」
霊「例えば、アラスカにある「国際」空港の描写はすごいよ。滑走路が砂利道で、空港のラウンジが学校の部活みたいな倉庫なんだよ」
魔「それは衝撃的だね。他にこの本の面白いところはあるかな?」
霊「田所さんが、水産会社の仕事の中で出会った、現地の人たちとの交流が描かれているんだけど、それがとても面白いんだよ」
魔「どんな風に面白いのかな?」
霊「20ある短編のそれぞれに面白いオチがあるんだ。ほっこりさせられたり、クスッと笑わせてくれたりするんだ」
魔「この本を一言でいうと、どんな本かな?」
霊「この本のキャッチコピーの通り、「旅することは、生きること」だね。より詳しくいうと、世界中の様々な人と仕事をする、田所さんの豊かな人生と、世界の辺境で生活を営む、現地の人たちのたくましい人生が、交差し合う物語かな」
魔「ちょっと興味が湧いてきたよ」
霊「是非買って読んでみるといいよ」
魔「ところで、どうしてこの書評記事を「ゆっくり」動画にしたの?」
霊「それは、この本のタイトルが「スロー」シャッターだからだよ」
魔「やっぱりそうだったか」
霊「ゆっくり「シャッター」ってね!!!」
魔「ちょっと「ゆっくりしていってね!!!」にかけるのは苦しいかな」
霊「ご清聴ありがとうございました!」