舞台設営の話
大ホールでの演奏会の多くの場合は次の様なスケジューリングです。
9:00~ 会場入り、楽器搬入、舞台設営
10:00~ ステージリハーサル
12:00~ 昼休み
13:00~ 衣装に着替え
13:30~ 本番開演
16:00~ 終演、舞台解体
17:00~ 完全退館
この舞台設営と舞台解体はホール側のスタッフの指示の元で
演奏する団員で行います。
オーケストラの場合は後列に高い段を組み打楽器や金管を配置
中列に低めの段を組み木管を配置
前列は段を組まず舞台平台に弦楽器を配置しますが
コントラバスやヴァイオリンの舞台の上手下手両端のプルトは
低目の段を組む事もあります。
ハープなどの特殊楽器もココに配置することが多いです。
この舞台設営作業は事前に担当役割分担がしっかり出来ている
手慣れた団体だと30分以内で完了させます。
過去に経験した一番タイトな舞台設営と解体は
18:00~ 会場入り、楽器搬入、舞台設営
18:30~ ステージリハーサル
19:15~ 衣装に着替え
19:30~ 本番開演
21:30~ 終演、舞台解体
22:00~ 完全退館
というのが有りました。コレは本当に大変でした。
マーラーだったので特殊楽器も多く搬入搬出も大仕事だったのです。
会場入りしてから退館まで息を付く間もなく嵐の様に終演していました。