トロロアオイ収穫!!
こんにちは。和紙職人の舛田です。
本日はトロロアオイについてのお話。
先日ついに、今年のトロロアオイの収穫を迎えました。
結論から言うと、、大成功!に近い出来のトロロアオイになったなと感じています。
我々の和紙工房ではトロロアオイの根を叩いて粉々にし、それを水につけることで出てくる粘液を和紙の原料の一つとして使用しています。
そのため根からどれだけいい粘りが出るかがポイントとなりますが、粘りが良く出るのは「太くて真っ直ぐ」な根であると言われています。
今年はそんな理想の根をゲットするために奮闘しました。
一からトロロアオイを育てたのはこれで3年目になります。
1年目はほとんど何も知らない状態で植えたので根が横に細く分散してしまいました。
2年目はノウハウを学び工夫をしましたが、半分以上を毛虫の被害でダメにしました。
3度目の正直とも言えた今年のトロロアオイ栽培。
太く真っ直ぐ下に伸びるように、苗間は狭く、畝は高く、だけど作業性のために畝間は広めに。そして毛虫はとにかく捕殺!
こんなことを特に気をつけて、「今年は失敗しませんように」と祈りながらお世話を続けました。
さすがに全てがうまくいったわけではなく、一部は毛虫の被害にあったりなどで枯れてしまったものもありましたが、
最後まで残ったものについてはとても太く、そして真っ直ぐな根をつけてくれました。
掘り起こしてみて初めて結果がわかるので、掘り起こすまではドキドキでしたが、太く真っ直ぐな根を見た瞬間、
本当にうまくいってよかった、、!
一気に肩の荷がおりた気持ちになりました。
量についても、ダメになるものを見越して多めに栽培してきましたので、十分な量が確保できたと思います。
今年のトロロアオイの栽培を通じて、
立派な根を育んでくれた自然への感謝を感じるとともに、大変だったなー、一筋縄ではいかなかったなーという自然の厳しさも感じました。
そして、こういった自然との関わりも全て我々の和紙につながっているということ。
我々の和紙を手にするお客様には、こういったことを伝えていくことが何よりも大事なことなんじゃないかなと、改めて感じる一日になりました。
【追伸】
さあここからはこの根を使って紙漉きシーズンです。
いい紙漉くぞ! 🔥
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