ミツマタ栽培の難しさ
こんにちは。和紙職人の舛田です。
本日はミツマタ栽培についてのお話を。
私たちは約3年前から本腰を入れて和紙原料であるミツマタの栽培しています。
3年間やってきてわかったことは、栽培が結構難しいということ。
おそらく3年間で400本ほど植えたと思いますが、半分近くがダメになってしまっています。
そもそも植え替えを嫌うということなので難易度はそれなりに高いと思うのですが、それでもなるべく成功率を上げるためにトライする必要があるなと思っています。
ポイントはいくつかあると思っていますが、一番大事なところは「水捌け」だと考えています。
植えた時は問題なく調子良く育っていても、数年経ってから急に枯れてしまうことが多々あります。
これはおそらく、水捌けが悪い土地の場合に多く起きていて、根が育っていった時に地下深くにある部分で水溜り等にぶつかり、根腐れを起こしていることが原因だと分析しています。
またもう一点は、「日当たり」です。
実はミツマタは半日陰が最も適していると言われていて、日光をガンガン当てる必要はありません。
木の間から少し日光が当たればよくて、自生しているものは大きな木の下に生えていたりします。
日当たりのいいところでも育ちはしますが、長期的にみたときの生育はわからないのと、もうひとつは周りの草刈りがめちゃくちゃ大変ということがあります。
これらを考慮すると、「植える場所の選定」がかなり大事だということがわかります。※当たり前ですが、、。
今回は地域をまわって、そんな最適地がないかを探したところ、良さげな場所が、、!
人づてに地主さんにたどりつき、この度なんと使わせていただけることになりました。
本当に地域の皆様には助けられてばかりです。
しっかりと根付かせることが出来るかはやってみないとなんとも言えませんが、いい結果を出して何かしらの形で恩返ししていきたいなと思います。
【追伸】
旅最後の夜は焚き火を。
最高のリフレッシュになりました🔥
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