Liquid funkを聴きながらお茶漬けを その①
ども!Jungleおじです。最近忙しくて中々更新出来ませんでしたが、また少しずつブログを書いてゆこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。
Pioneer カセットデッキ CT-405の購入(1979年製)
DTMでJungleやDrill'n'bassをつくる時はArturiaのテープシミュを使用していますが、常々雰囲気のあるカセットデッキが欲しいと思っていました(普段はSonyのラジカセを愛用)。そんな折、某店で今から45年前に製造されたPioneerのカセットデッキを発見。状態が良くピカピカで格好いい…。お値段も安い…ということで、お店から抱えて出てきました。やりました、はい。
多分基盤をチェックしないとダメかもなぁ…と思いながら帰路につき、磨き上げたあと手元にあるカセットテープを再生してみました。
機種の定格(製品仕様)
型式
カセットデッキ
ヘッド
録再ヘッドx1
消去ヘッドx1
モーター
ハイトルクDCサーボモーター
早巻き
速度90秒以下(C-60にて)
回転ムラ
0.05%以下(WRMS)
周波数特性
一般、LHテープ:25Hz~15kHz/30Hz~14kHz ±3dB
フェリクロームテープ:25Hz~17kHz/30Hz~16kHz ±3dB
クロームテープ:25Hz~17kHz/30Hz~16kHz ±3dB
SN比
ドルビーOFF:54dB以上(一般/LHテープ)
ドルビーON:64dB以上(5kHz以上、一般/LHテープ)
※クロームテープ使用時はさらに4.5dB向上(5kHz以上)
歪率
1.5%以下(0dB)
付属機能
ドルビーシステム(LED表示付き)
自動頭出し機構(PMS、LED表示付き)
RECミュート機構(LED表示付き)
キュー&レビュー機構
テープセレクター(STD、CrO2、Fe-Cr)
タイマースタンバイメカ
電源
AC100V、50Hz/60Hz
消費電力
10W
外形寸法
幅420x高さ143x奥行316mm
重量7.0kg
再生ボタンを押すとテープのヒスノイズが強く、かなり聴きづらい。ノイズリダクション(ドルビーシステム)のボタンを切り替えながら聴いてみるも、多少効果はあるが聴くに堪えない。ただRecモードで再生するとビックリする程音が綺麗で、45年前のカセットデッキとは思えない程美しい。(こりゃなんだ?)と思いながら早速基盤を確かめる為、ネジを開けて調べてみました。
出力周りもしくはコンデンサーのトラブルかな?と見当をつけていましたが問題は無く、かわりベルトが古くなっていることに気が付きました。しかもベルトは5本使われており、大きさもバラバラな上分解が(一目見たところ)めちゃくちゃ大変そう…。そっとじ。
しばらく修理のことは忘れてカセットデッキの音を楽しんでいました。手元でカチャカチャやる楽しみは、マウスでポチポチする味気無さに比べると数倍楽しかったです。しかしさすがはカセットデッキ。14kHz~16kHzでちゃんと削れてますね。DAWだとフィルターで削ったり、綺麗にカットするためテープシミュを噛ませたりするんですが実機なのでその必要もなし。もうテープシミュいらない!と友人に話したら笑ってくれました。スペクトルアナライザで確認すると、薄っすらとホワイトノイズが乗っていてしかもいい塩梅。
しかし…がしかし…
音めっちゃ綺麗じゃない?
45年前だとさすがにLo-fiっぽいだろ。と思い込んでいましたが、
むしろ盲検法だとArturiaのテープシミュと分からないんじゃないか…
とさえ思いました。
分かる人には分かるけど、恐らく殆どの人は分からないかもしれないと。
そして、DAWのテープシミュは使いやすい。
この再発見にむむむ!としばらく腕を組んでいましたが、やはり手元のカチャカチャ感には替えがたく、ほどなくして殆どテープシミュ使わなくなりました。これはもう、好みと目的の問題じゃないか?と結論して。
そしてオリジナルのTape mixをつくるぞ!と意気込んで試みていたのですが、再生度にRecモードを押すと常に上書き状態になるのでmixを作りづらい…。そんな訳で、リペアに取り組むことにしました。
Liquid funkとお茶漬けを用意して。
その②へ続く…
Tokyo Prose…カッコイイぜ!
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