LOUPEDECK:写真を調律する悦び
学生時代はアパートに暗室をこさえていた。あれから15年。今はもっぱらAdobe Lightroom。そこに強力な武器が加わった。
LOUPEDECK +(ルーペデック プラス)。
LightroomやPhotoshopの調整項目をダイヤル操作できるコントローラー。GIZMODOのレビューで興味をそそられ、ポチッと。
公式サイトより
GIZレビューのいう通り「物理コントローラー is 正義」で、ダイヤルを回すだけで露出や色、シャープネス、傾きまで即座にチューニングできるのは明快でやみつきになる。小学生の頃の放送室を思い出す。わけもなく楽しい。
調子に乗って、2017年に夫婦で行った恐山の写真を再び現像してみた。
おなじ場所の写真を去年も現像したけど、その頃よりもさらに色合いは淡く、細かいところまで追い込めた気がする。
ツマミをちょいちょいっといじるだけで自分の目指す方向性が即座に把握できる。大雑把から丁寧へのジャンプが速くなる。
今までやらなかった処理にも気軽にトライできるから、試行錯誤も楽しい。
と、良いところばかり書いたけど、こんな感じ。
▼Good
・ダイヤル操作が神。直感的に現像できる
・両手で複数ダイヤルを同時に回せる。マウスではできない操作体験
・ショートカットが豊富。プリセットやレーティングもボタンひとつでOK
▼Bad
・定価35,000円は高すぎ。23,000円くらいなら妥当
・ダイヤルの作りがチープ。軽すぎてちょっと触れるだけでも回ってしまう
まぁ文句もあるけど、「現像」という言葉のもつアナログ感覚をデジタル上に蘇らせた画期的な商品です。ちょー楽しい。
というわけで昔の写真を再び現像する行為が流行りそう。自分の中で。
追記:これから買う人へ。
詳しい機能や初期設定などはこちらのレビューが役に立ちました!