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#特撮のDNA 展でゴジラ漬けになってきた
どどん。
これが何だかわかる人は、かなりの「通」です。
シン・ゴジラの尻尾!!!
『特撮のDNA - ゴジラからシン・ゴジラまで』展へ行ってきました。この迫力の造形物が、1月27日(日)まで蒲田で見られます。
特撮の魅力って何だろう?
精巧なミニチュア都市、怪獣やヒーローの造形、それらに命を吹き込む着ぐるみ、公害や差別、災害などの社会問題を反映させた物語、破壊衝動・・・
挙げたらキリがないですが、そのどこにスポットを当てるか?で展示構成が変わってくると思います。本展は着ぐるみや撮影の検証に使われた雛形模型などをふんだんに展示した、「怪獣の造形」に肉薄する展覧会でした。
見てください、この大きなゴジラ!
運搬されやすくするためか、あの長い尻尾がボディ近くにまとめられていたのはちょっと残念。
これこれ!この長く伸びた尻尾ですよ。
こちらは『シン・ゴジラ』撮影前にゴジラ第4形態のフォルムと彩色検討のため、造形作家の竹谷隆之氏によって制作された全長1mを超える雛型。
海洋堂から10万円で同サイズのレプリカフィギュアが発売され即完売でしたが、これを見るともう喉から手が出るほど欲しい!
いつか再々販されたら、実家の空き部屋でジオラマを作りたいものです。
蒲田で蒲田くん。かわいい。
正面から。飼いたい。
本邦初公開、樋口真嗣監督の手描きイメージスケッチも!かなり具体的。
入口のシン・ゴジラコーナーを抜けると、年代ごとにエリアが区切られており、各時代のゴジラや他の特撮映画の造形物を見ることができます。
実際に撮影で使われたメカゴジラ2(メカゴジラの逆襲・1975年)のコスチューム。よく残ってたなぁ。
あ、会場はフラッシュ撮影と動画以外の撮影はOKです。
これが何だか分かる人はお友達になりましょう。
はい、正解はビオランテ(1989年公開のゴジラの敵)でした。
一般公募で選ばれた原案をもとに作られた『ゴジラVSビオランテ』。別名「バイオ怪獣」とも呼ばれたビオランテは、遺伝子工学の権威・白神博士の愛娘の細胞と薔薇の細胞、そしてゴジラ細胞とが掛け合わされて生まれた「遺伝子組み換え怪獣」で、時代を30年先取りした設定といえます。
小学生ながらにモスラやキングギドラなどおなじみの敵とはまったく違うデザイン思想にしびれ、今も思い入れの強い怪獣です。シン・ゴジラより先に「形態を変える怪獣」だったんだよと、いつか我が子にも伝えていきたい。
その『VSビオランテ』のゴジラ頭部。サメの歯からヒントを得て歯が二重にされたそうです。89年当時に買ったケイブンシャのゴジラ大百科に書いてました。この歯並びだと放射能も食べやすいですね。
左にいるのはメーサー戦車。
東京トガリくんばりにかわいい、1992年版モスラ。
こっちはミレニアムシリーズ。まったくわかんない・・・ごめんなさい。
ゴジラの作り方!
出来上がりがこちら。ご自由に触れます。見た目以上に柔らかい。
ゴジラとキングギドラの表面。これだけでアートのよう。
これはいつのゴジラだろう?『怪獣大戦争』?
『怪獣大戦争』(1965年)のキングギドラ頭部。ハリウッドでの復活おめでとうございます。
キャラクター設定から造形、体長に至るまで、ゴジラは時代とともに変化してきました。ですが「かっこいい巨大生物」であることは不変でした。そのことがとてもよくわかる展示構成でした。
たくさん掲載しましたが、これでもほんの一部。ゴジラ好きにはたまらない、見応えたっぷりの展覧会でした。
特撮のDNA -『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-
会期:2018年12月19日(水)〜2019年1月27日(日)
会場:日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」
東京都大田区西蒲田5丁目23-22
開館時間:10:00〜19:00 ※入館は18:30まで
http://tokusatsu-dna.com/
ちなみにここに載せた写真はすべてGoogle Pixel 3で撮影。楽しかった!