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心を強くする技術

こんにちは
元SBUのレジリエンスメンタルアドバイザー NICKSです。
今日は、心を強くする技術についてお伝えします。

この記事を読むことで、メンタルトレーニングや精神修養、心の鍛錬に関して、多くの人が勘違いしている事実を知り、誰にでもできるメンタルトレーニングの方法論がわかります。

そして、今この記事を読んでいるあなた自身が、心を強くするために今日からでも実戦できる内容をお伝えしていきますのでぜひ最後まで読んでください。


私は、以前海上自衛隊の特別警備隊という
いわゆる特殊部隊に3年弱在籍していました。

その中で、メンタルがタフで、能力の高い隊員を観察し、分析し、その共通点を分析した上で、自分の能力を最大に活用する方法、折れないためのメンタルのあり方について、自分なりにその方法論を構築しています。

さらに、特殊部隊での経験で得たメンタルスキルを感覚的に人に伝えるのではなく、誰にでもできる方法論として組み上げるために、心理学、脳科学、精神医学、さらにはカウンセリング、コーチング、NLPといった様々な心理学、精神医学系の本を90冊以上読み、心理カウンセラーとしての講習も受けた上で、特殊部隊に関する歴史書や回顧録、戦闘記録に関する書籍を30冊ほど読みました。
そして今でもそれは継続しています。

だからこそ、単なる知識の横流しではなく、自分の経験と正しい知識を元にちゃんとした方法論を、根拠ある、誰にでもできるメンタル・トレーニング・メソッドとしてみなさんにお伝えしたいと思います。

ここで質問ですがみなさんは、精神修養、心の鍛錬、メンタルタフネスというとどんなイメージが浮かびますか?

いかにもきつい鍛錬や修行、過酷な訓練やトレーニングといった想像をするかもしれません。

確かに、そういった、いわゆる鍛錬は上を目指すためには大事な要素です。
レベルの高い世界を目指すのであれば、当然レベルの高い能力が求められます。

例えば、特殊部隊へ行くのであれば、メンタルの他にも当然、相応の体力が必要です。

ですが、心の技術に関して言えば、実はここには、多くの人たちが勘違いする事実、ワナのようなものが存在しています。

その勘違いとは、

 心を鍛えるには、最初から過酷な修練が必要

だと思っているということ。

確かに高い負荷をかけることで、メンタルも筋肉と同じように強くはなります。

しかしどうでしょうか。

筋トレをすれば筋肉は強くなります。

ですが、いきなり高重量のウェイトを持てば、骨や関節、腱といった組織は傷みますし、下手をすれば後遺症さえ残ってしまう恐れがあります。

ですが、多くの人は、メンタルを鍛えようとして、いきなり負荷の高いウェイトトレーニングのように初めてしまう人がほとんどです。

そして、
 
 やっぱり自分はダメなのかと落ち込んでしまう人が多い

という事。

多くの人がやってしまっている勘違いというのは、
メンタルに関して自分の実力を無視したまま、
いきなり高いハードルから始めてしまうという事実です。

これは、つまり一番の基礎となる

 土台を無視している

という事。

筋トレにしても体力作りにしても、必ずしっかりとした土台があるからこそ
ハードなトレーニングにも耐え、その能力の向上が可能になります。

ですが、多くの人はメンタルに関してはその土台を全く無視しています。

筋トレでは基本を大事にして少しずつ強くしていくのに、
なぜメンタルでは段階的なトレーニングを無視してしまうのでしょうか。

実はこれには理由が3つあります。

その
1つ目の理由とは。

 メンタルの強さは目で見ることができない

ということ。

強い弱い普通を目で見る目安がないので
わかりにくいということです。

そして
2つ目の理由とは

生まれながらにしてメンタルが強い人もいる

ということ。
つまり、

 元々持っている、本人の性質として片付けられてしまうことが非常に多い

ということ。

ちゃんと訓練して構築するという概念が非常に薄いことになります。

そして
3つ目の理由

ここが一番大事な要素です。
タフなメンタルの土台とは何か、つまり

 基礎が何なのかがわかりにくい

ということ。

土台がどこにあるか分からなければ、建物を建てることすらできません。

土台を知らないからこそ、自分の体力、つまりメンタルの現状も掴めぬまま、いきなりきつい環境に身を置き、プレッシャーにさらされ、潰れ、折れてしまい、最終的に自分はダメだと落ち込んでしまうんです。

さらに、実際、本やセミナーなどでメンタルタフネスや自己修練、自己啓発でよくある話には、そのほとんどが、私はこんなきつい経験をし、それを乗り越えたというありがたい内容ではあるものの、その手前にある泥臭い、格好の悪い努力は隠されたままです。

実は、この格好の悪い、無様な努力の陰にこそメンタル強化の大事な要素が隠されています。

でも多くの人が、恥を晒したくないという思いから、その重要な部分を隠したがります。

前回の記事でも書いた通り、私はパイロットを目指して海上自衛隊へ入隊したのに、自己分析力の無さからパイロットになれなかったというような失敗があります。

実は、こう言ったあまり公表したくない経験の中にこそ、一番大事なメンタルタフネスの要素が詰まっているんです。

方法論とは、一部の特殊な人間にしか通じない理論を並べても、多くの人に役立つものにはなりません。

人は当たり前の道徳的な精神論だけを並べられても、尊敬の念は沸きますが、親近感は沸きません。

無様な事実をさらけだしながらも、身近に感じ、自分にもできるかもしれないと思える方が、聞いている者には、よっぽど勇気付けになります。

なぜなら、そこにはリアルな事実が存在するからです。

本当に重要なのは隠された泥臭い努力の部分なんです。

私もかつては自分に自身が持てず、
他人ができることを自分ができないとき、自分を責め、落ち込み、訓練でも、なんでも器用にそつなくこなす同期を見て、羨んでいました。

挫折のショックから自分で自分に無能の烙印を押したこともあります。

ですが、筋トレやランニングと同じように、メンタルにも実は基本があるはずだと考えてからは、デキる人間を観察し、分析し、土台がなんなのかについて自分なりに答えを見出しています。

自分の能力を発揮できるコンディション作りを方法化し、一つのスキルとして体系化してみたんです。

それ以来、自分の気力と体力をちゃんと把握し、うまく調整・活用して特殊部隊でも第一線勤務で対応できるよう自分を保つことができていました。

多分、今この記事を読んでいるになっている方の中にも、

自分は仕事で毎日全力投球し、ヘロヘロながらも、同じ状況にいながら、何でも落ち着いて、そつなくこなし、いつも涼しい顔をしている同僚や先輩のことを思い浮かべている人もいるんじゃないでしょうか。

そして、自分は、こんなに努力しているのになぜ、あの人は精神的にもどっしりと構え、涼しい顔をしているのか、と愕然としているかもしれません。

でも、あなたが思い浮かべるそんな人物とあなた自身には実際、大きな差はほとんどありません。

じゃあ何が違うのか、それは

 メンタルの土台が作れているか

ただそれだけなんです。

ダイエットにしても勉強にしても、筋トレにしても、自分の今の状態を知っていて、これからどういう方法でどんなトレーニングすれば良いかがわかればいたずらに自身喪失することはありません。

 努力する方法がわかれば、全力で努力ができます。

だからこそ、方法論がわかる塾やセミナー、トレーニングジムやスポーツクラブにお金を払ってでも通うし、自分にもできると思うからこそ、折れずに実践できるわけです。

大事なのは、

 自分にもできると思える手法をちゃんと見つけること。

ここで皆さんに質問しますが
メンタルがタフな人とは一体どんな人でしょうか。
ちょっとだけ考えてみてください。

…………………………………………。

どうでしょうか。

ここで、
・信念がある
・自分に厳しい
・鋼の心を持っている
・決意が固い

などと答えた人は、間違いではありません。
でも、実はちょっと違います。

実はこの質問の答えは、私のトレーニングプログラムでも
強く主張している重要な結論です。

その答えとは、

 自分を知っている

ということ。

つまり、弱点も強点も含めて自分をちゃんと把握しているということ。

全てはここから始まります。

自分自身をちゃんと知っていれば、段階を負った訓練ができますし、無理な負荷をかけて台無しにしてしまうこともありません。

そして、できないことでいたずらに自身喪失に陥ることもなくなります。

さらに、今できなくてもこれからできるようになればそれでいいと開き直ることもできます。

だから、自分をちゃんと知っておくことが大事なんです。

そうすれば、折れずに前進することができます。

最後まで諦めずに、目標にたどり着いた者がタフな人間です。

そして、メンタルの土台ができれば、自分の能力を発揮する方法を知ることになります。

能力を発揮するには、自分の武器が何かを知らないといけません。

ゲームにしろ人生にしろ、ステージをクリアするにはそのためのアイテム(武器)が必要です。

ないなら手にいれる必要があるし、他のもので代用できるなら、その方が効率が良いかもしれません。

アメリカ海軍特殊部隊SEALの隊員はよく書物の中で紹介していますが、個人装備品については必ずバッグに一式収納しておき、いつでも出撃できるよう常に整備し、整頓している。

自分の道具は何がどこに入っているのかを細かに把握し、いつでも使える状態にしてあるということです。

そして、手元にないものは、現地調達したり、他のものを代用することでうまく乗り切るわけです。

大事なのは、自分のアイテム、武器、パーソナルウェポンを知ること。

あなただけのオリジナル・ウェポン・バッグを装備してください。

自分の武器を詰めておく

じゃあ、自分の能力を見極めるにはどうしたら良いでしょうか。

その一番の方法は、あなたが、目標や夢、願望を実現するために必
要な能力が、何なのかをちゃんと見極めること。

そうすれば、あなたはその能力をすでに持っているのかいないのか、持っているとすればどのくらい持っているのかを自分で把握できます。

人生は有限です。
そして、時間も限られています。

わざわざ苦手なことにを伸ばすのに
エネルギーと時間を費やす必要はあるのか。
お金を費やす必要はあるのか。

身に付けようとしている能力が、そもそもあなたの目標を達成するために、必要でないものだとすれば、身に着ける意味すらありません。

 何でもかんでも強くなればいいというものではない

んです。

実際、ネイビーシールズのような屈強な隊員が、任務を離れ、子育ての基本も知らぬまま毎日朝から晩まで子育てと家事をやり、赤ちゃんのオムツ交換を終わりがないままやり続けろと言われればきっと心が折れるでしょう。

実際、オサマ・ビン・ラディン暗殺任務で、ネプチューンスピア作戦にも参加した、アメリカ海軍DEVGRUのシール隊員は、暗殺任務を終え、帰宅した際、最初に奥さんから頼まれた仕事は、子供のオムツ交換だったと言っています。(参考図書:NO EASY DAY)


マーク・オーウェン著 NO EASY DAY

休む暇もなく、子育てや家事を毎日こなす人には、その人なりのタフさが存在しています。

だから、大事なのは

 目標にあった能力、タフさを身に着けること

です。

目標を達成するために必要な能力が何かを知り、今の自分と照らし合わせて、持っている能力を伸ばせばいいのか、新たに手にいれる必要があるのかを見極めること。

ちゃんとした武器を持っていれば、戦い方もわかるし、効率よく戦えるし、仮にその武器が手元にないとしても、何かを代用することで補えるかもしれません。

だから必要な道具を揃えて、使えるようにし、使い方もしっかり学んでおく。

そして、自分が使いやすいように、どんな時でも能力を使えるよう、自分でカスタマイズしておくこと。

そうすることでいつでもどこでもどんな状況でも使えるようになります。

それがあなたにとっての最も強い武器、パーソナルウェポンです。


パーソナル・ウェポンを作る

 

簡単に例をあげると、
あなたは、日常生活で、欲しいものを手に入れたり、行きたい場所に行ったり、食べたいものを食べようとする時には、どうしたら良いかは自然にわかりますよね。

欲しいものを手にいれるために収入を得たり、何かしらのルートで他人から譲り受けたり、行きたい場所へは交通手段や道のりを調べて計画を立てます。

食べたいものを食べるには、どこへ行けばいくらで食べられるのか、誰が作ってくれるのかなどを調べるはずです。

それと同じように、望む目標があるなら、そこにたどり着くために必要な道具、つまり能力は何かを考え、調べてみること。

なりたいものや、やりたいこと、真の目標のためなら
調べたり考える労力は惜しまないはずです。

ちなみに、私が特殊部隊員として一線で活躍するために分析した、
特殊部隊員に必要な能力については
以前の記事でもご紹介している 6つ です。

それは、

 ・判断力
 ・集中力
 ・冷静さ
 ・洞察力

の4つとレジリエンスの2つの基本

 ・適切な休息
 ・マインドセット

この6つです。

高緊張下でも自分の能力を発揮し、困難にも折れないメンタルを保持するにはこの6つが大きな武器になります。

この要素は、自衛官、海上保安官、警察官、消防士や医療職と行った緊張度の高い任務につく人々だけでなく、一般的に、資格試験や勉強、スポーツや趣味と言ったことにも十分に役立つメンタルスキルです。

実際私が特殊部隊を離れ、警察官試験に合格したことや、その後警察官として勤務し、被疑者の身柄確保などに貢献できたのも自分の武器を確保していたからだと思っています。

必要な能力をちゃんと把握しておくことが、目標へ近づく最短ルートです。

あなたの目標、夢、願望を実現するために必要な能力、アイテムは何かを見極めて、努力を無にしない、正しいアプローチを試してみてください。

あなたにすでに備わった能力がそのまま使えるのか、もう少し伸ばすべきなのか、改めて、手に入れる必要があるのかがきっと見えてきます。

必ず、目標への最短の道のりが見えてくるはずです。

 あなたの豊かな人生を心から応援しています。

高緊張下でも自分の能力を発揮し、困難にも折れないメンタルスキルを手にいれる、特殊部隊式メンタルトレーニングプログラム
タクティカル・レジリエンス・メソッド ↓↓↓

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