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【技術者/研究者の末路】定年後に待ち受ける絶望〜人生の先輩の後悔〜
みなさんこんにちは。たこ焼きです。
今回は、「定年後」に焦点を当てて
キャリア設計について投稿しました。
昨今、ニュースにもなっていますが
年功序列/終身雇用が崩壊つつあります。
転職/キャリア設計においても、
会社は自分を守ってくれない前提で考えるべきと思います。
ここで、みなさんに聞いてみたいことがあります。
逆に、年功序列/終身雇用があったら、将来安泰と思いますか?
私の答えは、「いいえ。将来安泰ではありません。」
年功序列/終身雇用はあなたの人生を守ってくれるわけではありません。
そろそろ定年を迎える方や
JTCにお勤めで年功序列/終身雇用がまだ続くと考えている方には、
ドキッとする内容かもしれません。
ぜひ読んでください!!
【結論】
定年後に向けて「50代からリスキリングせよ」
そんなの忙しくて無理だよ
と思われたでしょう。
大先輩がなぜ現役世代に対して、このような助言をしたいと思ったのか、
紹介していきます。
<前提>
今回の内容は、私がお世話になった人生の先輩方から伺った話を元に書いています。
若干誇張した表現や個人の意見・偏見も含まれますので、ご容赦ください。
【今までの経験は価値ゼロ】
先輩方(技術系/研究系一筋30年40年の超ベテラン)が
真っ先に私に伝えてきたことは、
「今までの人生で積み上げたものは、定年で意味を失う」
いわゆる労働世代に当てはまる間は、
大企業の管理職経験者、特許の保有数、学位(博士号所持)などが
価値を持ちます。
しかし、定年後(65歳以上とします)は
そんなことどうでも良いのです。
なぜか?
みなさんもイメージしていただきたいです。
65歳以上の方々が従事する「仕事」とは何ですか?
しかも今までの職場ではなく、完全に新しい職場で、です。
もちろん、人によりますし、地域によっても違うと思います。
65歳以上でも
・現役で経営者でいられる人
・研究開発に従事できる人
・部品設計を続けられる人
少ないそうですよね。
話を聞いた先輩方も、
今は技術職/研究職を離れ(もしくは失い)
自宅近くで、
・清掃員
・警備員
・マンションの管理人
・学童の見守り人
・役所での事務作業(パート)
をしています。
そろそろ気づいていらっしゃると思いますが、
現役世代のスキルは全く必要ありません。
今上げた職種であれば、
もともと肉体労働系をしていた方(土木系や消防士など)の方が
優位でしょう。
【定年後転職市場では女性有利】
さ ら に、
興味深い話を先輩方から聞きました。
先輩方は全員男性ですが、
「65歳以上は女性が有利」
と言っていました。
なぜか?
正直これは、世の中の偏見による部分も大きいです。
清掃員であれば、トイレの清掃も行います。
ご年配の女性清掃員が男性トイレを掃除している姿を見かけます。
しかし、男性清掃員が女性トイレを清掃しているところはあまり見かけません。
接客業系(受付や学童など)も女性の方が有利だそうです。
実体験として、
学童の支援をされている先輩は、
子供から「おじいちゃんじゃなくて、おばあちゃんがいい」
と言われたことがあるそうです。
事実として女性有利があるようです。
もし今記事を読んでいる方が、
男性で、且つこれまでの経験を65歳以上で活かせない場合、
「定年後の転職市場」では
「市場価値が低い」
ということになります。
今、どれほど価値があろうとも、
定年という壁を超えた後に待ち受けるのは絶望です。
ではどうすればいいのか?
定年後に向けて「50代からリスキリングせよ」
先輩方が50代の頃はリスキリングという言葉は、
今ほど普及していなかったと思います。
言いたいことは、
「学び直し/新たなスキルの取得をせよ」
ということです。
出世するために、
・検定を受けた方
・資格を取った方
・(自腹で)研修を受けた方
・言語を取得した方。
いろいろな努力をしてると思います。
定年後に向けても、同じように準備が必要なのです。
今回、記事を書くにあたり、話をお聞きできなかったのですが、
以前勤めていた職場で、
55歳で別会社へ転職された管理職の方がいました。
その方が退職時に言っていたことは、
「実は5年ほど前からデザインの勉強をしていました。
もともと絵を描いたりすることが好きだったからです。
残りの人生は技術者ではなく、
デザイナーとして生きていこうと思い、
ちょっと早いですが、この会社を去ることにしました。」
まさに定年後を見据えて、リスキリングをしていたということです。
若手のみなさんも、
このような未来が待ち受けていることを知っておくべきと思います。
この前提に立つと、人生設計も大きく変わってくるはずです。
【最後に】
今回の投稿では、定年後の仕事について書いてきました。
少し誇張した部分はありますが、
定年後の仕事は、現役世代の延長線上にないと考えるべきです。
ぜひみなさんも、
定年後に向けて、学びたいことを考えてみてください。
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それでは次回の投稿でお会いしましょう。