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2024年を振り返って

あっというまに年末ですね、早いものでこうして地下アイドルの現場を言ったり来たりするようになって4年目が過ぎようとしています。

昨年末に投稿した、2023年を振り返ってという記事の締めくくりで、大好きだったカンフーガールズ現場の終焉を筆頭に、業界や界隈のスキャンダル、モラルの低下などに嫌気がさしていることを挙げながら、

最近の地下アイドル界隈に対して感じている嫌悪感の正体が何なのかがはっきりと分かった。業界全体としてモラルの低下が著しい!これに尽きる。

それはフロアの民度も同じで、小競り合いや殴り合いを目にする度に、人間の浅ましい欲望と執着を煮しめた絵解きを見させられているような気分になって、その度にとても悲しい気持ちに苛まれる。業界として自浄作用は働かないのだろうか?それはもう終わりの始まりを意味している。
~中略~
2024年、きっと完全にこの界隈から足抜けしてしまうというのは考えにくいのですが、(チーズはどこへ消えた?的な面持ちで)そろそろ新しいアクションを起こしていきたいなという気持ちで新年を迎えたいと思います。

「2023年を振り返って」より抜粋

これまでのように脳死でチケットを叩いてスケジュールを埋めていくようなライフスタイルから脱却していこうともがくオタクの姿がそこにはあった。

その意思はしっかりと2024年の現場活動に反映され、2023年は通算180現場近く動き回っていたのが今年2024年は60現場強までの下げを記録した。有言実行である。

それでは駆け足ではありますが、あらためて2024年を振り返ってみようとおもいますので少しばかりお付き合い下さい。


2024年

1月~3月

年始は1月8日の「ゼロキュラ - 2024年アケオメ公演」(ラナキュラ)から始まり、

1月21日の『ゼロキュラ-原宿』@原宿RUIDOや、

1月27日の仲原楓海 生誕祭 『ふふふランド 夢の泉2024』と、ラナキュラムーブ一色の年始だった。

それも全て2月にVeats Shibuyaで行われたラナキュラ2ndワンマンライブ 『▶P→RAY』への布石として、理想的な現場ムーブだった。

これだけ記事を書けているということは、それだけの熱量が自分にもあったという証拠。

この2ndワンマンライブで初出しされた新曲『夏色ドラマチック』は2023年のラナキュラを語るうえでは外せない楽曲へとなっていきました。

この『夏色ドラマチック』もこれから先『革命的シナジー』とツートップで最前線を駆け上がれるぐらい強い楽曲だと僕は思います(制作はM-AGなのかな?)。TIFの夕焼けに染まったSKY STAGEで観れたらめちゃくちゃハマる気がする。

「ラナキュラ2ndワンマンライブ 『▶P→RAY』雑記」より抜粋

そうそう、そういえばこの「夏色ドラマチック」のMV撮影が行われた校舎にも聖地巡礼してきました。

2024年始めはラナキュラだけが支えだったし希望だった。

ラナキュラがブッキングされているイベントを軸に、そのなかでも楽しそうなラインナップの現場を厳選して行くというやり方が2024年スタイルだ。

なので自ずと現場数が絞られていき、平均すると最終的に週1ぐらいのペースに収束していくことになる。

もちろんその分時間が空くので、他の趣味に勤しんだりすることも出来たし、トータルでオタクライフバランスがめちゃくちゃ整ったし、結果的に満足度の高い余暇をたくさん過ごせた。

4月~6月

今年の春は嵐が吹き荒れた。

アンスリュームに2人の新メンバーが加入した。

朝日奈まみちゃんと紫音にーなちゃんだ。

特に紫音にーなちゃんの加入は本当に衝撃的で、未だに上掲のティザー映像を見にきてしまうぐらいには衝撃だった。脳天から足の先に稲妻が走るぐらいの衝撃だった。これこそカミナリクラッカーだわ。

アンスリューム新体制お披露目公演 『すたんばいおーけー!!!!!!!』

もちろんそんな二人のお披露目公演には足を運ばせてもらった。

このお披露目公演をきっかけに、しばらく封印されていたアンスへの想いとアンス現場の楽しさが復活したのは間違いない。

この 『すたんばいおーけー!!!!!!!』公演を皮切りに、4月は「恋のお注射」リリースイベントにも足繁く通い、己の中に眠っていたアンス熱が完全にぶり返した。

それを象徴するようなライブが5月末に開催された、アンスリューム新体制ワンマン 『夏恋予防セッシュ!!!!!!!』だ。


新緑の春はアンスリュームとラナキュラの2本立てて現場通いを組み立てていた。

ラナキュラ現場はというと、4月後半に1st Anniv. 東名阪ツアーであったり、6月中旬に主催対バン「ゼロキュラ無双 オールスターズ」など、すごく充実した時期でもあった。


そういえばHoney Devilの1stワンマンライブに行ったのも6月でしたね~懐かしい。



そんな6月に訪れた1つの転機が、忘れもしない6月16日に新木場FACTORYでおこなわれた「TIF2024メイン争奪LIVE前哨戦」だ。

TIF2024メイン争奪LIVE前哨戦

件の概要を書くことすら嫌なので、知りたければ”TIF2024 メイン争奪 トラブル 不正”とかでググって貰えればと思います。

結局2023年に業界全体に対して嫌気がさしていたのと同じような事でまた嫌な思いをすることになり、金輪際こういうのに関わりたくないなという想いが一層強くなったのと、新木場FACTORYにももう足を運ぶことはないだろうなと思った長い長い一日でした。

雨降って地固まるというか、怪我の功名というか、この一件が呼び水となって更に行く現場を厳選するようにもなったし、本当に自分が行きたいと思える現場、心から楽しめる現場にだけ行こうという気持ちが強くなりました。

7月~8月

7月15日の1st Anniv. 東名阪ツアー「ラナキュラの大冒険 その先へ 」には足を運んだものの、上述のとおり「TIF2024メイン争奪LIVE前哨戦」の影響が色濃く出た7月。この月は2現場のみの参加に留まることになる。


もうこのまま地下現場から他界するんじゃないかと本気で思った7月だったんだけど、気分転換にと久しぶりにまったく違う界隈の現場に行ってライブの楽しさを再認識できたことで僕自身命拾いすることができたライブ、LABOnes. -Debut LIVE- 『START EPPERTDENTS』

LABOnes. -Debut LIVE- 『START EPPERTDENTS』 ACT:LABOnes./キャッチミー/怠田ユニ

Pcycleの現場はいつ行ってもフロアが楽しいし、LABOnes.に楽曲提供しているHylenさんって、今は無きLogiNeonに楽曲提供してくださっていたこともあって、僕の好きな音でホントに楽しかったですね。めっちゃ久しぶりにおこたそのステージが観れたのもとても良かった。


更に8月には、名古屋を拠点として活動しているNO♡AFが東京でワンマンを開催してくれたことも大きかった。


その1週間後には炎天下のもと代々木公園野外ステージで開催された『アンスぱーく!!!!!! powered by Shibuya Summer Park 2024』だったり、まるで僕のことを他界させまいと楽しく心躍るライブが詰まっていた夏。

今夏唯一夏っぽいライブだったのもこのあんすぱーくだったよなあ。

他にも、8月18日にeggmanで開催された、ぜんぶ君のせいだ。YMKWIIちぬるTOUR DAY28 だったり、


招待していただいて参加した8月20日の『AsIs 無銭単独公演 「私達のこと、もっと知ってほしい!」』や、

こちらも招待で足を運んだ、8月27日のmignonワンマンライブ 「みにょんで繋ぐみんなの輪」など

こうして振り返ると7月の揺り戻しなんじゃないかと思うぐらい、とても充実した8月でした。

そして、心から楽しめる現場を自分の意思で選んでいくのと平行して、招待やお誘いに時々乗っかって知見を広めるというのをやっておくのも楽しみ方の1つだよな~とあらためて感じた次第です。

それと2023年3月の武道館ワンマン以来久しぶりにぜん君。の現場に行った際に、ず~っとぜん君。に通ってる知り合いと話してて「行きたくなったらサクッと行って顔出せばいいんですよ」って言われたのがすごく気持ちが楽になったんですよね。

だから僕は本当の意味で自由に遊ぶ場所を選択したい。そう感じた2024夏。

そういえば僕の推しメンこと黒木いろちゃんが脚を怪我して2ヶ月近く戦線離脱を余儀なくされたのも8月でした。

僕は足の怪我や病気にご利益のあるお寺に絵馬を奉納することぐらいしか出来ず、ひたすら治癒を祈る日々でした。


9月~10月

秋のトピックといえばデビュー時以来、ひさしぶりにPiuuuuの現場に足が向いたことに尽きます。

デビューしたのが2023年の10月だったので、もうそろそろで1年経つし周年ワンマンとかやるのかな?と気になったのがきっかけ。

ちょうど9月の頭にPiuuuu主催の対バンライブがあり、そこに顔を出してみてからPiuuuuのライブがまた楽しくなってしばらく通うことになりました。

単純に懐かしさから去來する懐古的な現場の楽しさじゃなくって、メンバーひとりひとりが着実に成長していましたし、グループ全体としての練度が上がっていて、デビュー時よりもちゃんとグループの魅力や現場の楽しさが伝わってきました。

このタイミングでPiuuuu現場に復帰したのが本当に絶妙なタイミングで、その後おこなわれた10月の「Piuuuu 1周年Anniversary 〜一緒にみんなでぷちょへんざっぷ〜」や、

その約1ヶ月後に卒業し巣立って行った月瀬めいちゃんの卒業公演も見届けることができました。


こんな感じでPiuuuu一色の秋かとおもいきや、10月6日に兎アイズ主催の「オールアイズオンミー vol.4」にもお誘い頂いて顔を出してたりしました。

五反田界隈は自分からは行かない界隈なんですけど、これぐらいの規模感のライブって全てにおいて丁度いいんですよね。

それでいて時々なんでこの規模感(箱も集客も)で収まってるのか謎な良いグループだったり、良い楽曲を持ってたりして、digるには面白い界隈。


11月

例年11月といえば推しメンこと黒木いろちゃんの生誕祭の話題一色になるのですが(今回も行ってます↓)、

今年はアンスリュームの現体制終了へ向けて全ての事柄が収束していった11月でした。


11月13日に開催されたラナキュラpresents『ゼロキュラ DX』

オープニングアクトのラナキュラの次に出演だったアンスリューム、元メンバーの黒木いろちゃんが参加して披露した「ネバーランド」。


その1週間後、11月20日に開催された現体制ラスト対バンイベント『アンスぱーくっ!!!!!!!ありがとー!』で、紫音にーなちゃんの古巣でもある himawari(船橋)とのコラボステージで披露された「君のいる世界線」。


そして遂に復活した「超!!アンスデーム」


なにかこう全てが11月22日のアンスリューム現体制終了公演へ向けて綺麗に収束していく感覚を覚えずにはいられなかった。

そして迎えたアンスリューム全国ツアー2024 ツアーファイナル東京公演『はばたけあんすりゅーむ!!!!!!!』

まず本当に素晴らしい公演だった(どこかのタイミングでnoteにまとめたい・・・)。

僕はアンスリュームきっかけで地下アイドルの現場に通うようになったので、このままアンスリュームの現体制終了と一緒に自分もオタ活休止に入ってもいいと正直おもいました。

自分にとってそれだけ象徴的なグループだし、ライブが終わったあと一気にモチベーションが全身から抜けていってしまったのを感じました。

終わり方があまりにも綺麗で素晴らしくて、このライブの余韻を他のライブで上塗りしたくない。ずっと余韻を味わっていたいとさえ思いました。

やっぱり僕アンスリューム好きなんですよね。

12月

ライブは他にも観には行ってるのですが、地下アイドル現場に行ったのは招待で参加した兎アイズ主催の「オールアイズオンミー vol.5」1回だけでした。

グループが動いてないのだから仕方ないとはいえ、あれだけアンスアンス言ってたのに今年の現場締めは兎アイズ(アイズ)なのもなんだか寂しい気がしますね。

まあアイズの特典会でかれんちゃんとお話ししてきたんですけども、POMEROとアンスの話しをたっぷりしたのでアンスで締めたということにしておきたいです。


僕にとっての2024年という年

一言でいえば、年始のラナキュラから始まりアンスリュームの現体制終了とともに幕を閉じた。これに尽きるでしょう。

招待されて予定が空いていればふらっと現場に行くこともあるかもしれないんですけど、自発的にチケットを取って現場に行くっていうのはもうしばらく無いんじゃないかなと。少なくとも活休に入っているアンスリュームの新体制が始動するまでは動く元気はもうないです。

今年デビューしたグループで気になってるところはいくつかあるのですが(SCRAMBLE SMILEとか)、もう全然渋谷方面に足が向かないです。

ハッキリとモチベーションが無いのを自覚してしまっているので、台車かなんかに乗せてO-EASTの辺りまで引っ張って連れってくれないともう今は現場に行くのは余程の事がないと無理ですね。

というわけで2024年もたくさんお世話になりました。2025年は恐らく完全にレアキャラと化しているとは思いますが、現場ですれ違った際などこれまで通りお声がけ頂ければ幸いです。

そして今年も沢山の方が僕のnote記事に目を通していただき、本当にありがとうございました。引き続き来年もnoteは稼働させていくつもりなので、どうぞよろしくお願い致します。

良いお年を~!

たこまりね


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たこまりね
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