見出し画像

2024私の合気棚卸その1 今年読んだ合気道の本など【合気道】

今年も、たくさんの合気道稽古や合気体験ができました。

メインは、合気会の西尾先生系統の合気道ですが、養神館、大東流、無双直伝英信流、柳生新陰流、杖道、太極拳などの武道に触れつつ多角的な稽古を行いました。

また今年最大の出会いは、アレキサンダーテクニークでしょう。
これは、実に学びが多かったため、4つの記事を公開しました。

今回の記事では、今年の私の合気道の振り返りと、現在の技術や考え方の棚卸を試みます。まずは、読んだ本や映像の振り返りから。

今年読んだ合気道関係の本を紹介

今最も有名な合気道家といえば、白川先生でしょう。youtubeチャンネルももちろん見ていますが、こちらの本もいろいろ参考にさせていただきました。美しい合気道というタイトルどおりの、美しい演武です。
私は、こちらの道場の受身を目指して、日々稽古しています。

メインの道場の師範である西尾先生の唯一の著作。ときおり振り返って、西尾先生の理論を学んでいます。西尾先生は、型をよく替えられたので、ある一時期の型というつもりで、写真にはとらわれすぎないようにしています。
西尾先生の「許す」という理念を今年は研究しました。
合気は愛なりと言いますが、なかなか敵を愛することは難しい。でも許すなら、まずはできるんじゃないかな、というのが私の「気持ち」です。

神田の古書店で出会った本。上記のサイトでは、とんでもない値段になっていますが、私にも手の出る価格で売っていました(笑)店主がちょっと小首をかしげていましたが、気の変わらぬうちにさっと引き上げてきました。

こちらも神田の古書店で出会った本。すでにコピーは持っていましたが、本としてこちらも手ごろな値段で売っていましたので、購入しました。
大宮司朗先生の著作も、いろいろ読ませていただいています。この本は、とても写真が分かりやすいので、英文ですが、とても役立ちます。

あさぎりさんの本は、amazon unlimitedを契約したときに、読んでいます。上記の本を入口に、いろいろな切り口で「≒合気」を解説されています。

バリツと聞いて、直ぐに反応するのは、古武道マニアかシャーロキアンじゃないでしょうか。タイトル通り、ホームズが作中で披露した武術が「バリツ(Bartitsu)」で、19世紀のロンドンで一時期ブームとなった日本の武術が元ネタです。この幻の教本が復刻販売&邦訳ということで購入しました。
合気道とは直接関係ないですが、やっぱり私もホームズは大好きですので。

年に一回以上は、読み返しています。開祖の口述であり、白光真宏会から見た合気道の本質なのだと思っています。
一見難解な開祖の言葉ですが、神道の勉強も並行して進めていく中で、単語単位ではっと真の意味に気づき、開祖の言葉の示すところが見えてくる時があります。まさに合気道の聖典と言える本です。
この本の重要なキーワードは、「天の浮橋に立つ」と「△〇▢」そして「産霊(ムスビ)」だと思っています。
ちなみに今年の発見は、産霊とは、新旧の魂を入れ替える技術であるという気づきです。そう、何のことかわかりませんよね(笑

こちらは、手に入れたばかりであり、また今後読み込みが必要な本ですが、私がここ数年注目しているファシア≒筋膜について現在もっとも解説されている本です。近年発見された新しい器官ともいうべきファシア。未だ謎の多い人体に広がる巨大な布、膜ですが、これが私は合気に関係するとにらんでいます。そのためのヒントを得ようとこちらも参考にしながら、読み進めているところです。

もっとも研究した技術

 著作がないため主にyoutubeでの視聴や月間秘伝の記事、そしてネット上の記事を食い入るように読みながら、今年最も研究したのが岡本眞先生の技術。数年前にリアルで教えていただいたこともあり、その時のメモや記憶、衝撃を頼りにいくつか使える感覚に育ってきました。
惜しむらくは、これを一緒に稽古する人が少ないこと。私は何となく感覚を覚えているので、この稽古のプロセスは、
① 私がパートナーに岡本先生の技術を教える。
② 私が受けつつ、フィードバックしてパートナーができるようにする。
③ 私が岡本先生の技術を再現できるか、パートナーに検証してもらう。
となるでしょう。家人に頼んでいるのですが、合気道あるあるで、なかなか協力してもらえないのです(涙
来年は、この魅力を伝え、パートナーになってくれる人を探さなくては。

著作も上げましたが、やっぱりこちらの動画も何度も再生しました。ただ、現在西尾先生系統の合気道なので、まったく同様の技を取り入れることができないため、技としてはこの呼吸力編がとても参考になりました。
いくつかの華麗な変化技は、道場でも盛り上がるので、みんなで稽古できてよかったのですが、やはりこの美しさは「受身の美しさ」も重要ですね。

さて、ここまで一気に本やDVD、youtubeなどの紹介、棚卸をしてきましたが、次の記事では、技術論について可能な限り棚卸をしていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

タキカワスエヒト
サポートいただけたら、より勉強してよい記事を書いて行きます。ちょっと遠くの気になるあの場所の紀行文を書きます。