音楽のルーツ

いまでこそ偉そうに?曲を作ったりしているわけですが、もちろん最初の一歩というのはあったわけで、それがなんだったのか、記憶をたどってみようと思います。

父親が音楽好きんだったのもあって、家にはいつもラジオやテープが流れているような家でした。そこでいろいろと無意識に聞いていたわけですが、記憶にある曲は、細川たかしの「矢切の渡し」だったり近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」だったりと、ジャンルも何も関係ない、覚えやすい曲だったんだろうと思います。

自分で選んで音楽を聞くようになったのは爆風スランプ、渡辺美里、プリンセスプリンセス、TM NEWORKあたりだと思います。当時はまだ音楽番組というのがたくさんあって、時間が遅くない番組は食い入るように観ていた記憶があります。小学生の頃に聞いたTM NETWORKやプリンセスプリンセスはコピーを始めた時期でもあったので非常に強い影響を受けています。

少し時代が前後するのですが、中学になってBOOWYを遡ってみたり、ビートルズを聞いてみたり、中島みゆきのデビューから聞き直したりと、いろいろ聞ける範囲で聞いていました。今のようにストリーミングサービスなどなかった時代ので、TSUTAYAを始めレンタルCDショップには大変お世話になりました。

ギターを始めたのもこの頃で、必死にX JAPAN(当時はX)をコピーしていました。バンドスコアというのを買って、自分で耳コピできるほどの腕前もないですし、なによりギターという楽器の特性がまだわかっていなかったので、譜面に頼っていました。

その中でもやはりTM NETWORKの影響は強く、中学に上がるときにYAMAHA EOS B500を親にねだって買ってもらいました。ここで初めて「作曲」みたいなことを始めるわけです。当時はオールインワンシンセというのはまだ珍しく、いまのDAWのように整った作曲環境があるわけでもなく、子供の遊び程度でしたけど。

高校に入ってから、Dreams Come Trueを結構聞くようになって、機材もYAMAHA QY300とROLAND JV1080を揃えたりと、それなりの環境が整い始めます。音色という意味ではまだまだアマチュア仕様だったと思いますが、十分に楽しめました。

大学に入ってから初めてJazz/Fusionという世界にどっぷりと浸かりました。それを易易と耳コピしてしまうサークルの先輩たちをすごいなぁと思いながら、Dreams Come Trueのコピーバンドでギターを弾いていました。一応バンマスという立ち位置だったので曲を決めたり編曲をしたりと、忙しくも楽しく過ごさせてもらいました。その当時の音源はMDで録りためていたのですが、データ化していまでも時々聞いています。

この大学のサークルが本当にレベルが高くて、Jazz/Fusionをベースにしながらも様々なスタイルの音楽を、本当に易易とこコピーしてしまう先輩方がたくさんいたので、刺激というか羨望というか、とにかくすごいなぁと思った次第です。ミュージシャンになった人も何人かいますし、メディアで名前が出るような人もいます。ここで音楽のハードルがかなり上がったように思います。

まだ半分くらいなのですが、長くなりそうなので、一旦ここまでにします。続編はまたいつか。

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