美しいものを集める人生
帰宅前、3歳娘と近所の公園に立ち寄る。今日も、走って、跳ねて、ふとしゃがんで、気まぐれに遊具に登って、何をするでもなくただ公園を満喫する。
ここへ来るたび、大きな木の根っこの上や、連なるブロックの上を、落っこちないようバランスを取ってそろそろ歩く。いつも娘がわたしに後ろへ並ぶよう指示して、たった二人の列をつくる。各々じぶんの足を見つめながら、ゆっくりと進む。娘は一歩踏み外すたび、「片足だったら落ちてもいいんだよ」と言う。
ということを風呂に入りながらぼんやり思い出し、ああ、