「多い」は「おいい」
トップの画像は、ファミコン世代の
「ふっかつのじゅもん」のパスワード
では、勿論ない。
これを、さらりと読むことができる人は
生粋の広島人だろう。
広島弁に纏わりつくノスタルジー
広島に住みはじめてからなんとなく
気になっていた方言について、
Threadsで呟いてみた。
ありがたいことに、たくさんの人から反応をいただいたので、いくつか抜粋。
本当ですね…!なんの不思議にも思ってなかった!
ほんまじゃ。おいいだ。
おいい、より多いのは、おおいい、と言う。
おおい、とも言うが、えっと、も言う。
ようけ、とも言う。
小さいは、「こまい」とも。
小さいは、ちまい、またはちんまいとも。
「ちぃと」とか。うちの父は「ちぃとべくそ」って言ったりします。
『えっとは要らんけぇ、ちいとでええけぇ』
『この服はあたしにはこまいわ、なんぼうちがちさい言うても』
『おいいけえ、ちいと減らしてえや〜 』
『こまいお茶碗じゃけえ、よおけは入らんね〜』
いろんなご意見、出るわ出るわ。
コメントの多くは35歳から55歳くらいの男女から。
こんなに反応する方がいることにびっくりしたんだけど、
多くの方が一旦頭の中で、
その方言を使っているところを想像しているみたい。
その時の情景だったり、気持ちだったり。
そして、そこには必ず郷愁が纏わりついて一緒に出てくる。
あの時の、おじいちゃんの言葉。
幼い時の両親との会話。
学校の先生の言い回し。などなど。
標準語では、到底想起しなかったであろう、
郷愁まみれの言葉の数々。
方言には、きっと何か人の琴線に触れる力があるんだろう。
と、自身のsnsの投稿とその反応から分かった、
言葉の力に心躍るのは私だけでしょうか。