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あなたの歯は、いつも、どんなだ?
やるせない日常を読書で変えようと思い、
「読書とアンラーンの教室 ippo」
というオンラインコミュニティに参加しています。
先日、私が用意した本は
世界の適切な保存 永井玲衣:著
![](https://assets.st-note.com/img/1726570317-yHxO0re8Cw6A9XMtG4o7kIzW.jpg?width=1200)
永井玲衣さんの本は2冊目。
前回の「水中の哲学者たち」については⇩🦑
哲学を扱う人、 ……といっても哲学者ではなく、
哲学対話を通して、人の「考える」に栄養剤を注入する人って感じ。
今回は、彼女が出会った「思考」と「詩」を重ねて各章が綴られている。
ワークが始まり、拾い読みタイム。
目に飛び込んでくる言葉を集める時間なのだが、
そのとき俄然、私の目を留めた一文があった。
その一文を紹介する前に、皆さんに問う。
あなたの「歯」って、普段どんな様子?
思わずワーク中に他の参加者にも聞いてみた。
「お菓子とめっちゃ触れ合ってるなぁ。お菓子噛まされてる。」
「とうもろこしみたいに敷き詰められている。きちんと並んでいる。」
「すり減ってる。形はマッターホルンみたいな。」
と、様々な返答が。改めて聞かれると、ん?となりませんか?
それでは、目に留まった一文をご紹介いたします⬇️
歯がいつも濡れていること頬はその内側だけが濡れていること(鈴木晴香)
そう、みなさんの「歯」って人生の大半が
ヨダレでビチャビチャなはずなんですよね。
暗い湿った空間で、物が入って来てはすり潰し、
奥に運ばれていくのを黙って見ている。
んー、なんか、思ってたんと違う。。。
自分の身体の中にあるものなのに、想像と違うなんて。
でもこの句の作者も、
「歯は乾いている方が似合う」と言っているんですよね。
歯の事実はビチャビチャであると知った瞬間、
想像の歯のカラカラが、より際立つというか。
とにかくモヤモヤは増えるばかりなんだけど、
物事の本質を探り、「種」を見つけたような気がしたんです。
ここから、探究の根を生やし
自分の表現の花を咲かせたいな。
いや、咲かせます。