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ブレストのプロに教わった、アイデア発想・ブレストの極意

こんにちは。たちばんなです。

先日、「ブレストの仕方、アイデアの発想法」について、プロの方の講義を受けました。

講師は、石井力重さんという方。アイデア創出ツールの開発や、企業の創造研修などをされている方です。

今回は講義の備忘録も兼ねて、教わったアイデアの発想法をできる限り短く、わかりやすくまとめます。

なお、私なりに解釈した部分などが含まれます。ご了承ください。


今回は、「アイデア発想・ブレストの極意」です。すべてに通じる大事な考え方です。


「ブレストの基本4ルール」

  1. 誰かのアイデアの良いところをほめる

  2. できるかどうか分からないアイデアを出す

  3. 質にこだわらずたくさんアイデアを出す

  4. 誰かのアイデアをヒントにアイデアを出す

  • このルールは口頭で言うだけではなくて、紙に書いて前に貼っておくと、意識しやすい。

  • はじめてのブレストで難しければ、意識するのはどれか1つでも良い。

↑これは石井先生が作った商品です。ルールが書かれた4枚のカードを持ってブレストし、実行できたら捨てる、早く全員捨てられたチームの勝ち。 みたいなゲームができます。


良いブレストは「啐啄同時」(卵の中で鳴く、親鳥が殻をつつく、を同時に)

アイデアを言おうとしている人は、めちゃくちゃでもいいから口に出す
聞いている人は、言葉や反応でそのアイデアを引き出すのを手伝う

石井先生の講義資料から。


私はアイデアを口に出す(啐)ことが多かったので、人の言ったことにポジティブに反応しまくる(啄)ことも意識しようと思いました。


「最初は絶対に、凡案、駄案がたくさん出る」

「これについて考えよ」と言われたら、最初はみんな驚くほどおんなじ、つまらない案を出すもの

これを「アイデアメーション」とも言うらしいです。

これを知っているだけで、つまらないアイデアが溢れても焦らずに済みます。


「100出せば、4つくらい良いものが出る」

先生の経験則らしいです。

これを知っているだけで、ブレストをやってみようかなと思えます。


「良案は、ときに多くの人からは叩かれる」

よく、ヒット商品の開発者が「企画会議ではひどい反対にあって…」などと話をすることからわかる原則。

グループで紙を回して良いものに★をつける「ハイライト法」などのあと、「★は少ないけどこれは推したい!!!」を選んでとっておくのは、この事実があるから、だそうです。

※ハイライト法についての記事はこちら
(リンク)


「ブレストの時は、発明先行構造ー書いたら考えたくなる」

変なことでもいいからとりあえず口に出す!紙に書く!

書いちゃうと、「これどういう意味だろう…」とこじつけを考えやすくなり、アイデアが生まれます。

「エクスカージョン」という手法(他の記事あり)もこれを用いています。

ランダム単語生成サイトとかもこれですかね。


「インプットをすると、ぽろっとアイデアが出てくる」

アイデアに行き詰まったときは、インプットが必要だ!というサインだそうです。

今まで気づかなかったものを見る、本を読む、旅行に行く、体験をする。なんでもOK。

インプットしたものがアイデアに結びつくとは限りません。むしろ、インプットと全く関係ないところで、ぽろっとアイデアが出てくるらしい

以下の記事に書いたテクニックが使えます。



最後は、先生が「これだけ覚えて帰ってください」と最初にも最後にもおっしゃった、アイデア出しの極意。

「出し尽くしたら、あと10個」

「出し尽くしたら、あと10個」

「出し尽くしたら、あと10個」


万策尽きた、がスタート地点。

出し尽くしたあとに、創造性は発動する。

出し尽くしたら、あと10個。


※逆に、気持ちよく出せるところで終わりにしたら、凡案ばかりだよ、ということですね。


以上、アイデア発想・ブレストの極意でした。


次回はこちら


↑石井先生の著書※案件ではありません

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