ブレストのプロに教わったアイデア発想法③集団で行うブレストの設計に役立つ手法
こんにちは。たちばんなです。
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前回に引き続き、アイデア発想のプロ・石井力重さんという方に教わったアイデアの発想法をできる限り短く、わかりやすくまとめます。
なお、私なりに解釈した部分などが含まれます。ご了承ください。
今回は、「集団で行うブレストの設計に役立つ手法」です。
ブレストのテーマの設定の仕方【テーマを加工する、時空条根上】
実際の課題を、考えやすいブレストのテーマにする方法です。
課題をそのままテーマにしても、ふわっとしすぎていて考えづらいものです。
これには「課題を加工する」必要があります。その名も
例:これらを使って、課題「忙しい社会人が英語の勉強を継続するには?」を考えやすくしてみましょう。
1.時間で分ける
「忙しい社会人が、朝起きてすぐ10分英語の勉強をする、という習慣を、14日間継続するには?」
2.空間で分ける
「忙しい社会人が、電車内で英語の勉強を継続するには?」
3.条件を限定する
「忙しい社会人が、英語のリスニングの勉強を継続するには?」
4.根底の問題を叩く
「忙しい社会人が、英語を勉強する時間を捻出するには?」
5.上位の問題へ拡げる
「忙しい社会人が、勉強時間が取れなくても英語力を上げるには?」
出てきたアイデアから、良案を選ぶ方法
いろいろな方法を使ってみんなが大量に出したアイデア。
この中から良い案を選ぶには?
グループで紙を回して、ハイライト法で選ぶ
みんなが紙を持っている(マインドマップ、マンダラート、ブレインライティングetc、、、)場合は、グループ内で紙を回します。
その際に、「ハイライト法」
=回ってきた紙に書かれたアイデア、単語の中で、「いいな」と思うものに★をつけます。これだけです。
★は1つの案や単語にひとつまでですが、いくつつけてもOKです。
★をつける基準は、「魅力的」「もっと広がりそう」など。絶対にダメなのは「実現できそう」。実現可能性は考えてはいけない。
たとえば6人グループでひとり18個ずつ案を出し、その紙を回したとしましょう。合計は108個。
するとあら不思議!
星5~6個:5枚くらい(4%)
星3以上(過半数):16枚くらい(15%)
星1~2と星0がそれぞれ:43枚くらい(40%ずつ)
になるそうです。実践して、本当にそうなりました。怖い。
敗者復活戦をして、上位20%の良案が絞り込める
ここまできたらまず、星が過半数以上になった約19%ぶんを「良案」とします。
そして、星1~2のものから「これは残しておきたい」と思うものを参加者が1個ずつ選んで、「良案」に復活させます(敗者復活)。
なぜ敗者復活戦をするのか? それは、良案はときに、90%の人からは叩かれるものだから、だそうです。このへんは初回の記事に詳しく書いています。
あとは思い切って捨てます。もったいない? 良いんです。それは、人間は凡案、愚案をたくさん出して、その先に良い案が出るから、だそうです。このへんも初回の記事に(以下略)
実際の運営方法→前回の記事か、この本を見てね
前回の記事をご覧ください。
(リンク)
私が教わった先生の著書も参考になります。オンラインでのやり方も載っています。※案件ではありません。
↑石井先生の著書
以上、集団で行うブレストの設計に役立つ手法を紹介しました。
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