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賭け事と難しい恋愛「ハマるメカニズムは同じ!」5つの原因と対策

こんにちは!

一度だけ万馬券を当てたことがある橘奈緒美です。

当時働いていた会社の上司が競馬好きで、ついでに買ってもらったら当たったのですが、100円だけだったのでランチをご馳走して終わりました笑

さて、今回はギャンブルと難しい恋愛にハマる心理について書いてみようと思います。

ギャンブルと難しい恋愛、この2つは一見異なるように思えるかもしれませんが、実は心理的にはとても近いメカニズムが働いています。

どちらも「後少しでなんとかなるかも」「ここで諦めなければ勝てるかも!」「欲しいものが手に入るかも」という期待に駆られ、その期待が裏切られたときには強烈な感情の揺れが生じます。

この感情の乱高下によって、現実が辛くとも脳内のドーパミンが放出されると快感を感じるため、さらにその状況にのめり込んでいきます。

ここでは、なぜそのような不安定な状況に身を置いてしまうのか、その理由となる心理を5つ挙げ、対策についても提案します。

1. 期待と不安のサイクルに支配される心理

賭け事も難しい恋愛も、「成功する可能性」と「失敗する可能性」が不安定なバランスで存在します。

この「成功への期待」が脳内でドーパミンを放出させ、感情的な高揚感を引き起こしているんです。

結果的に、その期待に応じた行動(賭け続ける、恋愛を続ける)をしてしまい、次第にそのサイクルに巻き込まれていきます。

スロットの目が揃った経験が産む高揚感を過去に味わうと、またあの感覚が欲しいと無意識に思ってしまう。

過去に無理目な相手を振り向かせたことがあったり、自分を雑に扱う相手が「好きだと言ってくれた」という経験があると、またあの感覚を味わいたいと思うのも同じ。

こんな風に一度成功体験をしてしまうと、その再現を追い求めるようになります。

2. 満たされない承認欲求という心理

賭け事や難しい恋愛において、「勝ち」や「相手からの愛情を得ること」は一時的に自分の承認欲求を満たします。

でもこの承認自体が不安定なので、常に「もっと勝ちたい」「もっと愛されたい」という気持ちに駆られてしまいます。

そして、承認を得られないときの痛みが強く感じられ、そこを癒すにはもう一度「勝つしかない」「愛されるしかない」と、さらにのめり込んでいきます。

ギャンブルの報酬はお金であるように、相手の愛情(に見える言動)という報酬がランダムに与えられること自体も刺激になるため、もっと欲しい!となってしまうんですね。

3. スリルを求める心理

賭け事や難しい恋愛には、「何が起こるかわからない」というスリルがあります。

この不規則性のあるスリルは、安定した状態では得られないので、日常生活の退屈や安定を打破する刺激として魅力的に感じられるのです。

ずっと自分の感情を抑圧して来た方は特に、相手が予想外の振る舞いをしてくることで「感情がジェットコースターのように激しく揺さぶられる」という経験自体が新鮮で、「心は傷ついていてもスリルを味わうにはちょうど良い状態」を求めてしまいます。

ギャンブルで言うとさらにお金を注ぎ込む、借金を重ねる、恋愛なら相手の言動に振り回される、愛のない相手に尽くし続けるなど、結果的にリスクの高い行動をとってしまいます。

4. 未解決の問題を抱える心理

私たちは時に、過去のトラウマや未解決の問題から逃れるために、不安定な状況を自ら作り出します。

難しい恋愛や賭け事にハマることは、実際に解決しなければならない問題から目を背けることができる簡単な方法なんです。

一時的な現実逃避とも言えます。
「本来解決するべきこと」に取りくむ余裕がないくらいにハマってしまえば、もっと辛いことやめんどくさいことに目を向けなくて良くなります。

これは私もやりがちだったなと思って、書いていて心が痛みます・・・。

本来ならば自分のライフワークに取り組まなければいけないし、もっとやるべきことがあるのにやっていないという「罪悪感」から逃れる手段にしていたとも思います。

そうして一時的にでも「愛が得られた」と思えたら、今度は現状維持で満足してしまう。

だけど愛のない相手からのそういう言動は一時的なので、また不安になる。

この「未解決の問題」を抱えたまま恋をすると、より恋愛のギャンブル性が高まり、結果「沼る」可能性が高くなります。

5. 依存体質になる心理

賭け事や恋愛依存にハマる人というのは、自分の感情や行動をコントロールできないことが多く、物事に依存しやすい傾向があります。

相手の感情に一喜一憂し、自分の幸せは相手次第で変わるもの、というように相手に依存させてしまうことで、感情のコントロールを相手に任せてしまうんですね。

同じくギャンブルでも、勝敗に自分の気持ちが左右されるため、感情のコントロールが効かなくなります。

すると頭の中がそのことでいっぱいの状態になり、繰り返し考えるようになっていきますよね。

そうやって何度も繰り返し考えたことはやがて習慣になっていくのですが、悪習慣は良い習慣よりも早く習慣化すると言われています。

早寝早起き、毎日の運動、勉強などは三日坊主で終わるのに、飲酒、仕事帰りにコンビニに寄る、何時間もスマホをいじる、というような好ましくないことはあっという間に習慣化したりします。

これは、良い習慣は感情を安定させることが多いのに対して、悪い習慣は感情を乱高下させることが多いから。

感情のコントロールができないときは、依存につながる習慣を続けてしまっている時とも言えます。

ではこの依存体質的な状態から、どうすれば抜けていくことができるのか、その対策をご紹介します。

不安定な状態から抜けていくための5つの対策

1. 現実的な視点を持つ

まずは現実的な視点で物事を捉える練習をしましょう。

こう言うとそんなことできたらとっくにしてるよ、と言われそうですが、過去の成功体験がどれだけ稀だったのかを振り返り、冷静に判断できる力をつけることが大切です。

例えば、過去に今と同じような難易度の恋愛で成功したことがあるなら、それは何が原因だったか?ということを書き出してみてください。

その原因は今の相手に当てはまるでしょうか?

別の人なのに、前の人はうまく行ったから、という理由で今回もうまくいくはずと思っているなら、現実逃避をしているのかも。

あの成功は再現性があるんだろうか?ということに向き合わないと、「いつか叶う」という希望的観測から、現実的な行動を何一つとらないまま現状維持を続けるか、より悪い状態を呼び込んで「目が醒める」というような出来事が起きたりします。

そうなる前に、客観的な視点を持つためにも信頼できる友人や家族、カウンセラーなどに相談するのも良い方法です。

もちろん、人生においては大逆転が起こることもあり得ます。

ただ、そういうことが起こる時というのは、とんでもなく辛い出来事を乗り越えたあとだったり、逆に自分の人生の主導権をしっかり握って心から楽しんでいる時だったりします。

わざわざ辛い出来事が起こるまで耐える必要もないですし、できたら「自分らしく生きることをしていたら叶った」という体験の方を選びたいですよね。

そのためにも現実的な視点、行動をとるというのはとても重要です。

2. 内面的な自己承認を育む

自分自身の価値を他者や結果に依存させず、内面的な自己承認を育んでいくことも重要です。

日々の小さな成功や努力を認め、自己評価を高める習慣をつけると、外部からの承認に頼ることが減ります。

よく言われている願いの叶え方でも、「小さな成功を祝う」というのは取り入れやすい習慣です。

毎日の目標設定や達成したことを記録し、自分を褒める時間を作ってみてください。

以前継続できるジャーナリングの方法を書きましたが、今日の目標とチェックボックスを書いておいて、達成したらチェックをつけるというのもおすすめです。

目標は、簡単に達成できることで十分です。

その「自分で設定したことを達成できた」という経験をたくさんするほうが、大きな目標達成をするための努力よりも早く自己承認を得られます。

そしてそこで自己評価も上がってくるので、自信につながりやがて大きな目標も達成できる下地になっていきます。

3. 健全な刺激を求める

健全な形で、刺激を求める心を満たす方法を見つけることも必要です。

新しい学びを取り入れる、趣味やスポーツ、冒険的な旅行もおすすめです。

ギャンブルや恋愛ではなく、他の形でスリルを感じることができる活動を取り入れることで、過度なリスクを負わなくても感情的な充足感を得ることができます。

私が特にお勧めするのは、一人旅に行くこと。

国内でも海外でも、自分が知らない場所に行くと、電車やバスに乗る方法さえもいつもとは違ったりして、普段は眠っているサバイバル能力が刺激されます。

食べたことがないものを食べてみる、普段は入らないお店に入ってみる、自分の専門分野外のことを学びに行く、というのも良いかもしれません。

心が乱される刺激ではなく、エネルギーを得られるような刺激を感じられる行動をしていきましょう。

4. 根本的な問題に向き合う

根本的な問題に向き合う勇気を持つこと、そしてその問題解決に継続して取り組むことも大切です。

心の中にある未解決の感情や問題に対して、心理カウンセリングやカードリーディングなどを通じて取り組むことで、現実逃避する必要がなくなります。

解決までは時間もかかることが多いので、途中で投げ出してしまったり、また同じような問題にハマることもあると思います。

でもそのたびに気づいて軌道修正していけば、自分が望む本来の姿になっていけます。

私のセッションでも、問題を一つ一つ整理し、解決していくことで、心のコントロールを自分に取り戻し、相手や状況で一喜一憂しない自分を作っていくお手伝いをさせていただきます。

5. 自己コントロールを高める

感情を完全にコントロールするというのはとても難しいし、そこを目指す必要はありません。

感情が乱れないようにすることを意図して抑圧してしまうと、問題をさらに固定化してしまうこともあるからです。

ただ、瞑想やマインドフルネスを取り入れることで自己コントロール力は確実に上がっていきます。

さらに、瞑想やマインドフルネスを行なっていくと「幸せホルモン」と言われるセロトニンが多く分泌し始めます。

セロトニンで穏やかな幸せを感じられ、気分が向上するため、ドーパミン的な幸せを求めなくなっていきます。

普段穏やかな感情でいる時間が増えることで、自分の感情の揺れに気づくようになり、冷静に対処する力を育てるのにも役立ちます。

そして「今の自分の行動はどうだろう?」「今の感情は?」と観測し続けることで、依存状態から抜け出すための第一歩を踏み出すことができるんですね。

「あ、いま私はこの状況に依存しているな」と気づくだけでも、そこにどっぷりハマって周りが見えなくなっている状態よりはかなりの進歩なのです。

このように、賭け事や難しい恋愛にハマってしまう心理には、期待と不安、承認欲求、スリル、未解決の問題、依存などの要因が関わっているんですね。

この心理はすべて一時的な満足感や興奮をもたらしますが、最終的には自分を傷つける結果となりがちです。

でも、それに対する対策を取り入れていけば、依存状態から抜け出し、より安定した幸福感の方に魅力を感じるようになっていきます。

一人では不安、と言う場合はぜひセッションをご利用ください。

私も難しい恋愛に長いことハマっていたので、いまだに傷が完全に癒えたとは言えません。

でも今は、素敵な人たちと過ごせて嬉しいし、私は愛を受け取る価値があるんだな〜と思いながら日々を暮らしています。

ぜひあなたのお話をお聞かせくださいね!
セッションのお申し込みはこちらから↓


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