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現役看護師直伝!激務でも明るく笑顔でいられる本当の健康術! [前編]



はじめに

 看護師は激務だという言葉をよく耳にします。たしかに楽な仕事でないことは確かです。ですが、私は、1人の看護師として、毎日の勤務がとても楽しみですし、充実もしています。毎朝、「今日の患者さんの様子はどうかな?」「快方に向かってるし今日も話すの楽しみだな」「早く患者さんと話したいな」と思いながら家を出ます。

 ですが、最初から、このような高い充足感をもって仕事ができていたかというと、そうではありません。正直、「今日病院行くのイヤだな」「疲れたな」「早く帰りたいな」と思って仕事をしていたこともありました。

 では、どうして、このようなポジティブな変化を起こせたのでしょうか。

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 端的に言うと、「健康であるために努力をするようになったから」です。

 私たちの日常生活における幸福や充実感、そして将来の幸せは、健康に大きく依存しています。健康な人に比べ、健康を害してしまった人が幸福を感じることは難しいと言わざるを得ません。また、将来の夢や目標も、健康の支えがなくては実現することは非常に困難になってしまいます。

 にもかかわらず、「健康」について深く考え、健康を守り、健康でい続ける努力ができている人は少ないのではないでしょうか?

 健康は、肉体的な面だけでなく、心の面も大きくかかわってきます。体が健康であると、エネルギッシュで生き生きとした日々を過ごすことができ、仕事や趣味に取り組むエネルギーが湧いてきます。また、メンタルが良好な状態であると、幸福感を感じ、日々の生活に充足感を得ることができます。

 看護師という激務に耐えつつも、明るく笑顔でいられる、そんな健康術を本書に記したいと思います。

 第1章から第4章で、健康とは何かを正しく把握し、具体的に今から取り組むべきアクションを明らかにします。第5章では、三日坊主で終わらせず、継続的に健康術を日常生活に溶け込ませるテクニックについて解説します。


第1章: 健康の基礎

1-1. 健康の重要性

 健康は私たちの最も貴重な財産の一つです。健康でなければ、私たちの日々の活動はかなり制限されてしまいます。そういった意味で、健康は私たちの生活の質を向上させ、夢や目標を追求するための基盤ともいえます。

 しかし、健康は当たり前のものではありません。気を抜けば、すぐに蝕まれてしまいます。

 幸いなことに、現代は生きるために多くの時間を費やさなくても「衣」「食」「住」が確保できる時代です。古代のように、「食」を確保するために、時間をかけて狩猟にでかけたり、田畑で食物を栽培しなくとも、すぐ近くにコンビニやスーパーがあり、食べ物がすぐに手に入ります。

 一方で、飢餓から解放され、豊かな暮らしを手に入れた現代においては、生活習慣病が大きな社会問題となっていることは周知の事実かと思います。厚生労働省が、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒といった生活習慣がどのような疾患につながっているのかを公表していますが、つまりは、自分自身の生活習慣によって健康を害し、夢や目標の実現に向けた日々の活動に、重い重い足枷をはめられた状態に追い込んでいるといえます。

 私たちの日常生活における幸福や充実感、そして将来の幸せは、健康に大きく依存しているにもかかわらず、「健康」について深く考え、健康を守り、健康でい続ける努力ができている人は少ないのではないでしょうか?

 私は看護師として、日々充実した毎日を過ごすことができています。仕事にやりがいを感じていますし、患者さんとのコミュニケーションも毎朝楽しみで仕方ありません。しかし、これは単に「私の運が良かったから」ではありません。毎日、「体に疲れを残さず元気でいられるように」、「ストレスやネガティブな気持ちを業務に持ち込まないように」、しっかりと健康でい続け、身も心もエネルギーで満ちあふれた状態でいられるよう努力をしているからに他なりません。

 本書では、なぜ私が毎日元気に明るく笑顔で患者さんと接し、業務に当たれるのか、実際に私が行っている健康術を紹介します。

 まず、次の章では、健康とは何か、健康の基本的な概念について詳しく探っていきます。そして、あなたの健康を向上させるための第一歩を踏み出す準備をしましょう。


1-2. 健康とは何か?

 健康は一般的に、単なる病気や不快な症状の欠如だけでなく、体と心が調和し、最適な状態にあることと定義されます。健康は全体的な幸福感、生活の充実感、そして日常の活動を行うためのエネルギーを含みます。つまり、肉体的には健康であっても、心が健康でなければ、「本当の健康」とは言えません。

 よって、本書では体の健康(第3章)と、心の健康(第4章)の双方から、本当に健康になるための術を解説していきます。

 ですが、まずは今ある健康な状態を損なわないことが大前提として重要です。そこで、まず第2章では、予防と健康維持に焦点を当てて解説します。


第2章: 予防と早期発見

 体も心も今以上に健康になる準備として、まずは今ある健康を維持するため、疾患の予防、早期発見について解説します。

 疾患の予防は、疾患や健康問題の発現を未然に防ぐための一連の取り組みを指します。予防接種がこれに該当します。

  • 予防接種:
    予防接種は感染症の予防に効果的です。子供から大人まで、適切な予防接種を受けることは大切です。

 疾患の早期発見には、定期的な健康診断/人間ドックの受診が有効です。会社員や学生など、受診が義務付けられている方にとっては、既に習慣化されているかもしれませんが、そうでない方で健康診断をしばらく受けていない方がいらしたら、今すぐに予約することをオススメします。

  • 定期健康診断
    定期的な健康診断の受診は、潜在的な健康問題を早期に発見するのに役立ちます。必ず毎年受診するようにしてください。今、毎年の予定をスケジューラーに登録しておくとよいでしょう。

 この章では、予防接種と定期健康診断の重要性を改めて記しました。正直、本章の内容は、読者の皆さんにとって、至極当然のことだったかと思います。実は、第2章を本書からなくすことも検討していました。しかしながら、予防接種と定期健康診断を疎かにした健康法を実践しても、木を見て森を見ていないような健康術になってしまうため、改めて記させて頂きました。

 次の章から、いよいよ、体の健康管理法について解説していきます。

 TO BE CONTINUED >>

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