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昭和45年男の間抜けな事実。

昭和45年式、現在54歳にして保育園児ふたりの子育て中という、遅きに失した感マンタンのわたしですが、彼らと付き合う中に、多くの気づきがあります。たとえばアンパンマン。これは多くの先輩パパママさんに尋ねたところを総合すると、5歳ごろ、あるいは小学生前には卒業するとのことでした。確かに上の子はもうアンパンマンからサンリオに感心が移ってますし、下の子にとってももう興奮する材料ではなくなってきた模様。そのかわり、さながら天啓のごとく口角泡を飛ばして言い始めたのが、ウルトラマンです。しかも最新作のウルトラマンアークではなく、ギンガとエックス。この二択はいずれもアマゾンプライムで観られるのです。朝起きては、ギンガ観る。保育園から帰宅しては、ギンガ観る。湯上りに、ギンガ観る。上の子は好きな番組が見られずすねますし、われら両親もウルトラ食傷気味。それにしてもなぜ、と言ってもきっかけは保育園のともだちなのでしょうが、言葉ももごもごしているのにそれでよく伝わるものだと、妙に関心します。思えばわたしが同じ年の頃、つまり昭和48~50年頃にはウルトラマンタロウの本放送がありました。むろん本放送を観ていた確かさはありませんが、タロウをはじめ昭和ウルトラシリーズは現在までわたしの記憶に強く残っています。なぜか。それは夏休みなど長期休暇に、たびたび再放送されていたためです。本放送、再放送の別など子供にはありませんし、確か再放送の場合、平日毎日同じ時間に放映していたと記憶します。つまり一晩寝れば次回がやってくるのです。これは習慣づけられます。夏休みといえばウルトラマンとなります。もう、パブロフの犬です。先日母に、子供の頃わたしがいつウルトラマン好きになったかご記憶か、と尋ねましたが、全く記憶にございません、との御答弁。その代わりと言って開陳してくれたのが、居間のとなりの和室で、自らを中心にコンパスのようにトミカをぐるぐる走らせた挙句目を回して意識を失い救急車で運ばれたことがあるという、地球誕生54年目にして当人が知る、間抜けな事実でした。

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