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ホンダ・エレメント試乗会の帰路、那覇空港で飛行機に乗り遅れた件。

様子見癖のあるわたしですので、携帯電話をもったのも、スマホにしたのもかなり遅い時期でした。そもそも携帯電話をもったきっかけからして、破れかぶれというか、やけっぱちというか。そのきっかけというのは、沖縄への出張でした。この出張はホンダのSUV車エレメントの試乗会への参加で、ホンダ・オブ・アメリカで製造される車種ゆえ、雰囲気を合わせ、沖縄での開催を決めたようでした。仕事としては取材、撮影とも天候に恵まれ、またこの時の食事会で名刺交換した他誌メディアの編集者とは今も交流が続いている点で、わたしにとって意味の大きなイベントだったと言えます。そして本題。携帯電話をもったきっかけですが、それは帰路、那覇空港での出来事です。この取材会にはカメラマンとペアで参加していたのですが、那覇空港内で各々おみやげショッピングに精を出すため、ではのちほど機内の座席で、とソロ活動に入りました。別れた途端わたしはレストランに入り、本場のオリオンビールを頂きました。いい気になって飲みました。沖縄で飲むオリオンが最高に美味しいことに異論をはさむ方は居られないでしょう。わたしは店を出て、搭乗までの時間、ゲート付近のシートに座って待ちました。瞬く間に寝た私を乗せずに、飛行機は飛び立ちました。目覚めたわたしはカウンターで次の便を予約、したいところでしたが生憎、当日便に空席が無く、結局翌日の便を定価で購入しました。これだけでも出費面ではそうとう悔しかったのですが、加えて、帰社の遅れる説明をあちこちに、公衆電話から、はたまたホテルからかけた、その電話代が馬鹿らしいくらい高額についたのです。これがわたしにとっての携帯電話よーいどんの号砲となりました。後日カメラマンに、なぜわたしを探してくれなかったのか詰問しました。えらい目に遭ったのだぞ。すると彼は言いました。港内放送も頼んだけど、気づかなかったの、そっちじゃない、と、仰る通り。これを機にわたしは携帯電話を持ちました。そして同時にお酒もすっぱり、と、こちらはやめていません。麦酒大学だけは、生涯、浪人生活を送るだろう、妙な確信があります。左党のみなさんと、ご同様に。

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