頑張らないとダメですか
頑張るたびに壊れていく
発達障害の中では、たぶん私は軽い方なんだと思う。
ほとんどの症状は、今までの経験から、なんとなく「こうした方が良いんだな」「こうしないとダメなんだな」と学習していて、そう振る舞うことができる。
だから、ほとんど周りから気づかれることはない。
言われるとしたら、「ちょっと変わってるよね」くらいのもんだ。
だけど、「振る舞っている」だけだから、当然小さな歪みが少しずつ溜まってくる。
そういった時に、人間関係や仕事上のストレスがかかると、一気に溜まった歪みが吐き出されてしまう。
その発現は、だいたい「朝起きられなくなる」ということから始まる。
次第に、身体がだるく起きられなくなり、日常生活に支障をきたすまでになる。
そうして、会社を辞める。
社会人生活を、履歴書を、壊していく。
それでも頑張るしかない皮肉
どうせこうなることはわかっている。
それでも、働かないと病院にすら行けない。
それどころか、お金の不安があれば、もっと精神的に沈んでしまうから、稼ぎがないといけない。
休職しながらも、別の仕事でお金を稼ぐこともあった。
なんなら、休職していた時の方が、体力的にも精神的にもハードだったり。
そうしながら転職活動。
それで、また次の仕事を見つける、のサイクル。
転職活動では、絶対言えない
転職を7回も8回も続けていると、転職理由を話すだけでも一苦労だ。
体調面を少しでも出せば、まず選考は進まない。
発達障害のことも、HSPのことも、もちろん今までの治療内容も。
寛解するまでは治療できないまま、生活のために、次の仕事をなんとか見つけて、また同じことを繰り返す。
いつまで、こんなことをするのだろうか…と将来を悲観してばかりだったりする。
色んな人が働ける環境を
今、こういう人向けに提供されている仕事は、単純作業や安月給の仕事しかない。
もちろん、そういうことしかできない人もいると思うので、それをなくせと言うつもりはない。
ただ、そこまでではない、普段調子をうまく合わせれば人と同じように、もしくは人以上に仕事はできる人が抜け落ちている。
いわゆる「グレーゾーン」の問題だ。
完全フレックスにしたり、リモートを含む多様な働き方を許容するだけで、こうした人たちは助けられ、しっかりと働け、貢献できる。
未だに、ただ「定時にいること」「決められた時間会社にいること」を美徳にしているのは、それでしか評価できない会社と、それで評価してもらうしかない怠け者のせいだ。
…と、どれだけ喚いたところで、マイノリティーにはなんの力もない。
いま、まさに転職中で、次が決まりそうだが、もし、ここでもダメだったら、もう会社勤めはやめようと思う。
自分でなんとかするか、、
ダメなら、死ぬしかないよな。