【Unity】広告を実装するツール
Unity使用者のみなさんこんにちは!Unityを使ってスマホ・タブレットゲームを作る研究をするスマホ・タブレット研究室の編集者です!
Unityで作ったゲームに広告を実装したい!と思ったことがある人向けに、本記事では広告を実装できるツールとその比較を紹介していきます。
広告が多すぎ問題
ゲームに限った話ではなく、最近は特に広告が表示されるアプリやサイトが多いですよね。
動画の大事な部分に差し掛かる直前に広告が入ったり、広告を閉じるボタンがとても小さくインストール画面にとばされてしまったりと、日々小さなストレスを積み重ねてきますよね。
わたしが一番イラッとするのは、ここをTAP!と表示された箇所を触るとインストール画面にとばされる広告です。
ゲームのように遊べる広告だと期待して触ったのに!!!
共感してくれる人は多いんじゃないかと思います。
前提:なんで広告ってあるの?
ではなぜ広告はあるのでしょうか。
有名な話だとは思いますが一応おさらいしておきましょう。知ってるよって人はとばしてね!!
理由は収入を得るためです。
なんだそんだけかと思った人、いませんか?
実はけっこう大事なことです。
YouTubeが一番わかりやすく聞いたことあるかと思いますが、YouTuberの収入の多くが広告収入といわれていますね。
広告収入とは、広告が再生されるごとに利益が発生する仕組みのことです。
アプリも同じ!
開発したり、審査を受けたり、運営し続けるためにメンテナンスを重ねたりなど、アプリを作るのには結構な費用がかかります。
わたしたちが普段使用しているアプリで、インストールにお金がかかるものは少ないですよね。そこで無料アプリでは広告収入でその費用をまかなっているのです。
Unityで広告を入れたい
前置きが長くなりましたが、本記事はUnityで広告を実装したい人向けですので、本題に入っていきます。
今更にはなりますが、Unityで作るゲームに広告を付けて収益化することは可能です!
広告を付けるには、主に2つの方法があります。
・Unity Ads
・AdMob
この2つを解説し、まとめていきましょう。
Unity Ads
ユニティ アズと読みます。わたしは初見では読めませんでした。
ロゴを見てピンとくる人もいるでしょう。
Unity AdsはUnity公式が提供している広告サービスです。
15秒間のビデオ広告の実装が可能です。
アプリの上下にずっと表示されているタイプのものや、何秒間かの動画を視聴するタイプのものなど色々ありますが、Unity Adsは後者にあたります。
ミニゲームを遊んだ後、結果が出る前にちょこっと出るタイプの広告ですね。
比較的簡単に実装できるため手軽な方法ではありますが、もちろん注意点もあります。
注意点はiOS、Android向けの広告しか表示できないことです。
つまり他のプラットフォームには対応していません。
Unity Adsを実装したいな!って人はこちらのサイトがおすすめです。
PCゲームとかで使いたいな…と思った人は、次の方法を試してみましょう。
AdMob
アドモブと読みます。これも読めなかった。みなさん読めました?
AdMobはGoogleが提供している広告サービスです。
こちらはバナー広告、インタースティシャル広告、リワード広告、ネイティブ広告など、様々な広告を実装できます。
なんのこっちゃと思った人へ。
とりあえずいろんな広告が入れれるんだな~!と認識しておいてください。
気になるものがあったら調べてみてね!
注意点として、Google Playを使用する場合に限り、手数料をがかかることが挙げられます。
売り上げに対して手数料として一定の金額をGoogleに支払う必要があります。
売り上げやアプリの種類によって手数料が変わるので、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
手数料を回避できるかも!?な裏技はこちら。
AdMobを実装したいな!って人はこちらのサイトがおすすめです。
Unity AdsとAdMobは一緒に使える?
これまで2つのツールを紹介してきましたが、両方とも使いたい!と思った人もいるんじゃないでしょうか。
アプリゲームには、バナーに常に表示されているものや、広告を視聴するとHPが回復できるものまで、様々な広告が表示されますよね。
そう、これらは同時使用が可能です。
あらゆるロード時間を駆使して広告を入れまくって収入を増やす……なんてこともできちゃいます。
ですが、あまりに大量の広告にうんざりしてアンインストールしてしまった経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。
過度な広告はユーザー離れの原因になるので入れすぎには注意しましょう!
まとめ
Unity製のゲームに広告を付けて収益化することは可能
一般的なツールは「Unity Ads」「AdMob」
<Unity Ads> 提供:Unity公式 広告:ビデオ広告
<AdMob> 提供:Google 広告:ビデオ広告以外
超簡潔にまとめましたが、大体こんな感じでしょうか。
広告って案外簡単に実装できるんだな~と、ハードルを下げるきっかけになれたら嬉しいです。
この記事を書いていて気になったことがあるのですが、普段遊んでいるゲームの広告の数を調べたら収入が計算できるのでは……と。良い子のみんなは試してみましょう。
次回は課金機能の実装について紹介していきたいと思います。
もし興味があればまた見に来てください。研究室一同とっても喜びます。
広告や課金など、見た目や中身が市販されているゲームに近くなってくるとやっぱりテンション上がりますよね!
この記事がみなさんのゲーム作りのお役に立てれば幸いです。
それでは。