創作ノート48
小説として書き手として取り組んでいるものに、
①Mさん世界・心理面接用の記事、日記をベースとした居場所、例・私が私を愛する事
②新作のつぶやき小説・昇華、例・アイデンティティ→?
③小説・テキスト記事、日記をベースとしたショートショート、例・RED
現在仕上げている小説の中で、頭の中に浮かんだ作品が私が私を愛する事・アイデンティティ・REDの3つである。
最近、テキスト記事で小説を書いていることが多く、つぶやき小説からテキスト記事に移行していこうとしているのかと思った。
しかし、僕の中でつぶやき小説で新作の長編に取り組みたいと言う気持ちが強い。
従って、アイデンティティの次の作品を模索することにした。
テキスト記事で長編を書かないわけではない、僕の心持ちがつぶやき小説に向かっているのである。
僕の高校生の時の同級生に木戸さんという生徒がいた。
短大も一緒の学校に進んだんですけど、彼の佇まいが今でも記憶に残っていて、時々頭の中に浮かぶ。
僕は彼と一度も話した事がなく、何の接点もない。
でも彼のことが、30年経っても忘れられないのである。
別に彼の事が好きだったわけではない。
今思えば、僕の方から話しかけて、食事を奢るくらいの事をしておけば良かったと後悔している。
読者の皆さんも同じ様な気持ちになる話をお持ちになっている気がする。
僕から見ると木戸さんは僕のいる世界とは別世界を生きていらっしゃる気がした。
それは、僕が今まで描いたことのないものである事は確かだった。
例えば、僕が本屋にある書籍を手に取る感じである、僕とは関係ないのだけどお金を出して読んでみたいと思うのである。
全然話は違ってくるんだけど、木戸孝允と言う明治維新を支えた三傑がいる。
木戸さんとは関係ないのだけど、僕の単純な発想で木戸と言えば、桂小五郎・木戸孝允と言う印象があるのだ。
僕は維新と言うキーワードに注目した。
維新とは幕府を倒すと言うことである。
明治の新政府として木戸が取り組んだ、五箇条の御誓文や版籍奉還、廃藩置県などである。
ちなみに孝允は1833年8月11日から1877年の5月26日迄生きて、44才で亡くなっている。
木戸孝允は昔からあるものを新しいものに変えた人である。
江戸幕府から明治新政府へと移行させたのである。
車の運転みたいに上手く行けばいいけど、実際には簡単じゃない。
昔の車から今の車に乗り換えるみたいに。
僕は現在の世の中で維新の様な物語はないか考えた。
最初に思い浮かんだのが選挙と言うキーワードである。
沖縄の県知事選挙が思い浮かんだ。
普天間基地から辺野古へ移設する為に沖縄の民意を政府に伝えようとしている。
沖縄から基地を無くす為である。
僕は基地問題を扱った物語が書きたいと思った。
なぜなら、僕の気づき・心持ちとして、
政府が沖縄にしている事に違和感があったし、立場の違い、力関係で基地問題を動かそうとしている様に見えた。
責任を沖縄に押し付けすぎである様にも見える。
そして、日本人もしょうがないと見て見ぬふりをして片付けている気がしたのだ。
僕はそんな事が気になったので、フィクションではあるけど沖縄から基地を無くす物語を書いてみようと思ったのである。