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苔が気になっていた

なんだか最近、苔が気になる。気がつくと、石垣とか石灯籠とかに、苔が生えていると写真を撮っていた。苔がきれいな庭といわれれば見に行きたいと思うし、滝とか、せせらぎとか、気持ちのよい場所には苔が生えているものだ。

そしてあるとき、某所で苔の本に出合った。

文庫本でコンパクトで、装幀もちょっと渋くていい。これを読んで、苔について少し勉強してみてもいいなぁ、苔の種類がわかるようになったらおもしろいかも、と思って購入した。

そしてさっそく読み始めてみると、はじめのほうに苔観察のための道具が紹介されていた。そうか、やはり苔について知るにはまず「観察」だよな。苔の観察には小さなルーペと霧吹きがあればよいという。これはまた、気軽に始められそうではないか。本にはVixen製ルーペの写真が出ている。

ネットでVixenのルーペを検索してみたら、ルーペと霧吹き、ストラップや携行用ポーチが一緒になった「苔観察セット」なるものがすでに商品化されていた。立派なウェブサイトもある。

すぐに道具が欲しくなるほうだが、とりあえずは家人が似たようなルーペを持っていたので、次の旅にそれを持参し、苔観察デビューしようと決意した。

というわけで、苔との顛末をこれから少しずつ書いていく予定。


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