永遠に止まらないアンダルシアの貝殻みたいな乾パン
ピコス"Picos"
アンダルシアの食堂に行くとかなりの割合でテーブルに置かれた籠の中に小さな可愛いお菓子みたいのが入っている。
これがピコスだ。
お菓子では無く、一応パン。
まずはワインを頼み、これをつまみながら何を食べるか決めるのだが、カリッポリッと止まらない。
もちろんワインも止まらなくなる。
初めて食べた時は一人旅だったのもあり口寂しく食べていたら、料理が来る頃には籠の中の半分以上は無くなり、ワインボトルも1/3無くなっていた。
おばちゃんがおかわりを入れてくれたが、止まらなくなるから入れちゃダメだーっと心の中でつぶやいていた。
太りやすい自覚はある為、普段どんなに美味しいパンでも夜は控えめ、もしくは我慢するのだが、これは止まらなくなってしまう困った奴なのだ。
日本で急に食べたくなった時にレシピを検索したが当時はなかなか引っ掛からなかった。
ただパンの説明は見つけられたので読んでみると、オリーブ油の入った乾パンとあったのでイタリアの乾パン、グリッシーニと同じ分量で作ってみたのが始まりである。
ただスペインで食べたものや市販のものは、"Pico"(先端)の意味の通りもっとシュッとしていて細いのだが、私は何度作ってもこの様にプクッとしてしまう。
作った人に似るのだろうか…
天板一枚分の材料
ドライイースト 2g
25℃くらいの水 100cc
フランスパン用粉 200g
塩 2g
オリーブ油 10g
ピコスの作り方
材料の上から順にボウルに入れ、その都度よく混ぜる。
台の上に取り出して捏ねる。
乾燥しない様にして30分寝かして、一つ5gに分割する。
手の平で押し潰してくるんと巻く。
190℃のオーブンで30分焼く。
セビージャの街に現れた謎に大きなもの
セビージャのパティオ付きホテル
裏通りではあったが、比較的便利な立地な上に豪華なパティオ(中庭)。
きっと高級だった邸宅を改装したと思われるが、いかんせん古い上に手入れも悪かったせいかボロい。
(有りがちだがシャワーの水がたまに出なかったり、暖房が効かなかったり)おかげで安く泊まれました。
セビージャに行く事が出来たら、またここ泊まりたい。
そして、ここにもおじさんが。