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雌阿寒岳…朦朧とする(2021年登山)

過去の登山記録です。
おととしの2021年7月18日、私たちは初の雌阿寒岳登山に挑戦しました。
それまでは、藻琴山など1時間ちょっとで登れる山ばかりだったので、もう少しがんばってみたいと思い、登り2時間30分というコースで雌阿寒岳に登った時の記録です。

雌阿寒岳は阿寒湖の南西に位置する阿寒山群の主峰で、約2万年前から火山活動を開始し、何度も噴火を繰り返し10の山が複雑な山体を形成した複式火山です。

トレイルマップより

登山ルートは3つあり、一番時間が短い「雌阿寒岳温泉コース」を選び、オンネトーという湖を見ながら登山口まで行く。
ここの登山口はとてもわかりやすかったです。


オンネトーから見た雌阿寒岳・阿寒富士


オンネトーも、五色沼といわれ、季節によって湖の色が変わり、
本当に美しい湖です。何度も行ったことがあります。


さて、いよいよ登山開始。
登り始めはアカエゾマツの林の中をジグザグに登っていきます。


木が作る陰がとてもありがたい✨


まだお花を撮る余裕もあり、
大好きな山野草を嬉々として撮影。




この頃はまだ良かったけれど、当日の気温は、住んでいる場所で37度という猛暑日だった。
登山初心者の私は、山に登れば気温が涼しいだろうと勘違いをしており、暑さ対策もほとんどなく登ったので、汗にまみれてひたすら歩く。
何しろ、じっとしているだけでも汗が出るのだ。休み休み歩いて水を飲み、また汗をかく。ひ~。

途中、道で座り込んでいる人がいて、どうしたのかと聞いたら滑り落ちて足を怪我をし、救助を呼んだとのこと。
足場も確かに滑りやすいところがあるから気をつけねば…。

ひと汗かいて落ち着くころ、森林の樹高が低くなり見事なハイマツ帯に出ると4合目です。岩場での登りも出てくるので、不安定な足場にも十分注意を払いましょう。

と、トレイルマップにも書いてある。

木の陰がある中を歩いても暑いのに、5合目を過ぎた頃陽射しを遮るものが何もなくなった。


こんな感じに。。
すれ違う人に、この先のことを聞いたら日陰はなさそうだったので、すでに朦朧としてた私はここでギブアップです。持って行った水も飲み干し、このままいくと熱中症になってもいけないと思い下山を決め、おにぎりを1個食べ、小休憩をして下山を開始。
6合目までは登れました。


イワブクロ、暑い陽射しを受けても咲いている!



山の途中から見る景色だけれど、十分綺麗です😊





下山も結構大変で、途中、救助隊の人達にすれ違いました。

下山した麓に「野中温泉」があり、入浴したら、お湯が熱い!しかも、水で薄めるとかできるような設備がなく、熱すぎて湯舟に浸かれなかった…。
ぬる湯が好きな私には不向きの温泉でした😅

いろいろ大変だったけれど、そういう時の方が記憶には残るものですよね。
いつか、涼しい季節に雌阿寒岳に再挑戦したい…な。

この日の日記を見返すと、
『山は初心者向けの山だけにしよう。そして、30度以上の暑い日は登らない。ストックを買ったので、年2,3回は登山したい。ズボンはストレッチタイプのを新調しよう。ピチピチ、デブデブ…』
と書いていました。

今年、ようやくストレッチタイプのパンツを新調し、快適に登れます🤗🌼

次は、7月下旬~8月初めに黒岳に登る予定です。



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