仕事に役立つかもしれない中国語勉強法
タイトルにつられて開いてしまった人、ゴメンなさい。
たぶん誤解。
これから書くのは「仕事に役に立つ中国語」を勉強する方法ではなく、「中国語の勉強法が仕事に役立つかもしれない」という話。
なので、「職場で使える中国語単語」などを探している人にとっては、役立たないと思う。
あしからず。
どうでもいいが、英語の単語の場合は「英単語」なのに、中国語の単語の場合は「中単語」ではないのだという事にちょっと気づいてしまった。
妄想癖が単語を増やす
で、その方法、私がおススメしているのが
「古今東西」もしくは「山手線ゲーム」
である。
バカにしてんのか??
そう思われると思うし、正直、私でもそう思う。
もうちょっと、まじめに言えば
「1つの単語から関連するなるべく多くの単語を連想する」というクセをつけよう。
ということである。
例えば、教科書に出てくる「你好」という単語。
これを基本的に「ni3 hao3」と読み、その意味を「こんにちは」と覚える。
それはいい。
そのあと、すぐにテキストの下の単語に行くのではなく、「こんにちは」というあいさつで思いつく言葉を、とにかく書き出して、それを片っ端から調べる。
そうすると、朝昼晩で違うかもしれないし、かしこまった表現もあるだろうし、お祝いやお悔やみといった特定の言葉、合格不合格、入学卒業シーズンに使う言葉も出てくるはず。
さらにこうした言葉を、どういうシチュエーションで使うかという事をイメージすると、語法、表現方法を増やすこともできる。
例えば
・プレゼン
・入社のあいさつ
・結婚式のスピーチ
などなど、シチュエーションを設定し、そこで話す言葉を想像、いやもう「妄想」すれば、開いているテキストには書かれていない言葉も数多く出てくる。
それを虱潰しに調べていけば、単語量、文法(表現方法)は一気に増えるのである。
例えば、もし自分が〇〇と結婚することになって、その式場でスピーチ(あいさつ)するなら…といった病的な妄想で表現を考え、中国語化していく、という作業である。
もちろん、考えたあとは適当な犠牲者を見つけて、その会話をぶつけて実践強化をはかればより効果的である。
なので、合コンで山手線ゲームに強いやつは、だいたい外国語学習も得意なはず。
もしそうでなければ、単なる山手線ゲームが強いだけなので、合コンで人気者になっても嫉妬するには当たらないはずである。
これは仕事で役に立つのか?
さて、この妄想癖が仕事のなんの役に立つのだろうか? 単なる社内のアブないやつなのではないか、と思うだろう。
もちろん妄想の内容によってはアブない。さらに「妄想癖」を自任するのはもっとヤバいので、お薦めしない。
まずすぐ使えそうな内容といえば、すなわちデスクトップ・リサーチなどを行う場合である。
これはとにかく、調査対象に関連するキーワードを、思いつくだけ思い出し(変な日本語)、それを片っ端から調べまくる、という作業。
中国語の単語をイメージするのと同様、ひたすら妄想しまくるのである。
ある意味、調査業務などというものは、妄想癖の産物なのである。
あと、よくよく考えれば仕事なんて、ほぼすべからく妄想、かっこよく言えばimaginationの多寡が「デキる」と「デキない」を分けているのである。
自分の業務のその周辺にどんな業務があり、誰がやっていて、それをどうつなげるか。
それを上手にやる人間の成果が上がっているのだから、つまりはいわゆる仕事上のえーりとは妄想癖所有者、という事になろう。
妄想癖は中国語と仕事をつなげるのである。
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