
スウェーデンでオーロラを見る~写真のない旅行記
旅するアオナミです。
大学生のころ、ドイツに留学をしていました。2018~19年のことです。
年越しをするのに、居心地のよくなかった大学寮(薬物が蔓延していた)を出て、旅先で年越しすることを決めました。
暖かい南欧か、極寒の北欧か迷いました。
いっそのことオーロラでも見に行こう!と、スウェーデン行きを決意します。
ただし、当時の写真はありません。データが消えてしまいました。なので、想像力と、時折GoogleMapなどで補足します。
ドイツ→デンマークへ
最終目的地のスウェーデン・キルナまで、すべて鉄路で行くことを決めます。
年越しはデンマーク・コペンハーゲンですることにして、年始にキルナまで移動しました。
今はもうないのですが、当時は鉄道列車ごとフェリーに積んで、ドイツ~デンマークの国境を超えることができました。(渡り鳥ライン、黄色)

廃止直前だったので、これに乗りました。
フェリーのなかは、レストランや売店などが充実していた覚えがあります。
現在は鉄道の場合、すべてフュン島を経由(赤色)します。
デンマーク→スウェーデンへ
スウェーデン・キルナという町まで向かいます。
ストックホルムまでは、高速列車で移動。
ストックホルムからは寝台列車を利用しました。
SJナイトトレインという列車です。
スウェーデンのSJ公式HPから予約しました。
いまだにスウェーデン語のメルマガが送られてきます(笑)
寝台列車なので、いろんなクラスの寝台・座席があります。私はCouchette 2 classにしました。安いですし、乗車券にはユーレイルパスも利用できました。
ストックホルムは、想像していたよりもカオスな雰囲気のある駅でした。どちらかといえば、コペンハーゲン中央駅のほうが落ち着いていたなあ。
長い旅路です。
同室の親子に軽くあいさつをすませ、自分の寝台に陣取ります。2階だったので、寝ぼけて落ちないようにネットを張ります。
客車列車なので、とても静かです。車掌がきっぷ拝見に来るかと思いきや、結局終点まで来ませんでした。拍子抜け。
ご飯は車内で食べることになります。残念ながら、食堂車という感じのものはなく、「レンチン専用売店」があります。ここで買って、チンして食べる必要がありました。
「あまりおいしくない」
これが正直な感想です。でも、思い出に残る味。何を食べたかは覚えていません。
キルナ到着。
オーロラツアー申込・市内散策
いったい何時間乗車したでしょうか。ずいぶんと乗ったけれども飽きませんでした。北極圏なので朝なのか夜なのか、明るさではもはや判別できず。
オーロラツアーの申し込みをします。当時は、現地ツアーを申し込むために観光協会へ行きました。今は移転したみたいです。
https://maps.app.goo.gl/AiGryC7Q79aRXcy49
理想なのは、数日間滞在して、オーロラの出る日をじっと待つこと。でも、私は貧乏学生。日程的な余裕もありませんでした。ツアー代も安くありません。
この1日にかけます。オーロラさん、どうか姿をお見せくださいませ。。
夜まで時間があるので、腹ごしらえ。
トナカイやヘラジカの料理屋さん。ガソリンスタンドのそば、みたいなところで食べることになりますが、暖かかったです。
いざ、勝負!
夜になり、ホテルまで送迎にきてもらいます。オーロラ観測地点は、キルナ郊外。車で30~40分は走ったかと思います。
ツアーは「トナカイといく!オーロラツアー」のような題でした。お昼にトナカイを食べたので、複雑な気持ち。
-20度のなか、コーヒーを沸かしながら待つこと10数分。
「見てみろ!オーロラだ!」の声。見上げると、、
うっすら見えます!!!感動的です!!
初日でオーロラを見ることができたのは本当に運がよかったです。
そして、極寒なのでスマホは使い物になりません。写真は諦めます。
目に焼き付け、人生でこの地を2度と踏むことができるか分からない、本当にありがたいことでした。
さいごに
写真が1枚もない、異様な旅行記となってしまいましたが、ノンフィクション作品だと思ってお楽しみいただけたら幸いです。
ぜひ、時間をみつけてオーロラを見に行ってください。感動できます。