鉄道で行く オススメの絶景ローカル線 3路線
青春18きっぷの旅を好きでしているのは、ローカル線の旅がいいものだからです。景色がいい所が多く、のんびりとした旅ができる点がやはりいいのです。
日本を巡っている中で、実際に行ったことのある中で、オススメしたい路線を3つ紹介したいと思います。
1 五能線(秋田・青森)
東日本で真っ先に挙げるとすれば、五能線です。
秋田の能代から、青森の弘前の辺りまで日本海側を行く路線です。
白神山地のある県境あたりから鰺ヶ沢までの区間は、日本海沿いを走ります。
この区間のハイライトは「千畳敷」
江戸時代になって隆起した岩場で、津軽藩主もここで宴会を催したこともあったとか。
この千畳敷からすぐの所に駅があって、この絶景がすぐに味わえます。
ウミネコの声と波とで非常に癒される場所です。
五能線を走る普通列車の本数が日に5本もありませんので、秋田から五能線経由で弘前・青森と走る観光列車「リゾートしらかみ」を使うことをオススメします。
時期と時間によっては、「リゾートしらかみ」は、千畳敷駅でしばらく停車して、千畳敷を少し観光することも可能です。
全線乗ると5時間ほどかかりますが、シートピッチも広く、車内は快適ですので、ちょっといい旅ができます。
また、青春18きっぷや北海道&東日本パスでも、座席指定券さえ買えば乗車できます。
2 予讃線の「愛ある伊予灘線」(愛媛)
予讃線自体は、高松(香川)~宇和島(愛媛)間を結ぶ主要路線です。
その予讃線でも、松山から更に宇和島方面へ、伊予市駅~伊予大洲までの海沿いをまわる路線に「愛ある伊予灘線」という愛称が付けられています。
伊予市駅~伊予大洲の海側の区間は、特急は一切走らない普通列車だけの区間になります。
穏やかな伊予灘沿いを、普通列車でのんびりと行くのはいいものです。
特に夕暮れ時の風景は格別です。
この区間のハイライトは「下灘駅」
この駅で途中下車して、写真を撮らなかったのが非常に悔やまれますが、
駅で降りた、その真ん前に広大な伊予灘が広がっているという絶景のある駅です。
その駅にあるのは、ベンチとちょっとした駅の屋根のみというもの。
ここは今度こそは、降りてゆっくりと見たい駅の1つです。
この区間は、松山~伊予大洲・八幡浜間走る観光列車「伊予灘ものがたり」が運行されていて、全車指定・グリーン車となります。先ほど紹介した下灘駅にも10分程度停車します。
誕生月であれば、JR四国のバースデーきっぷのグリーン車も乗り放題のものを使えばお得に乗れます。
3 大糸線 (長野・新潟)
山の路線で一番いいと今の所思っているのは、松本(長野)~糸魚川(新潟)を走る大糸線です。
西にそびえる北アルプスの眺めがやはり素晴らしいです。天気のもっといいときに来たら、更にすばらしいと思います。
大糸線の沿線には穂高駅近くにある穂高神社や、立山黒部アルペンルートの拠点になる信濃大町などがあります。
大糸線でも一番いいのが、信濃大町~白馬間の仁科三湖
湖沿いにそびえる山の麓に、小さな集落が点在し、スイスを思わせるような風景は、是非とも見て欲しいと思うものです。
大糸線でも南小谷(みなみおたり)までであれば、一部の特急あずさや、観光列車の「リゾートビューふるさと」が運行しています。
リゾートビューふるさとに関しては、こちらも座席指定券さえ購入すれば、青春18きっぷや北海道&東日本パスでも乗車できます。
特に、リゾートビューふるさとに関しては、長野から松本を経由して大糸線に入るルートになりますので、長野発の方は篠ノ井線の姥捨の絶景も見られる列車になるのでオススメです。
観光列車✕ローカル線の旅
ここで紹介した3路線は、ローカル線でも観光列車と組み合わせて比較的アクセスがしやすい路線を選んでいます。
今回は3路線を選びましたが、他に選ぶのに迷った路線はいくつかあります。
山口県内の山陰本線
氷見線(富山)
木次線(島根・広島)
この3路線についても、いずれも観光列車が走っていて景色の良い区間を含んだ路線です。
鉄道会社も景色のいい路線は、観光列車を走らせていることが多いです。
それに、観光列車であれば、たいてい地元の名産を車内で販売していたり、地元の伝統芸能などの催しをしてることが多いですので、車中での楽しみも多いのです。
拠点になる駅まで新幹線や特急で向かって、気軽にローカル線を楽しめるので、観光列車の旅はオススメですよ。
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