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タイの古都アユタヤで静かに佇む遺跡を見る ラオス旅行記#1
タイのバンコクからラオスのヴィエンチャンまで走る国際寝台列車が,今年(2024年)の夏に運行を開始したということで,それに乗って旅がしたいと思い,タイとラオスへ行ってきた。
Fly to Thailand
ということで,まずは飛行機でタイはバンコクまで向かう。
今回利用する予定であったのは,ANAが子会社のLCCとして運航を開始したAirJapan. 運航初日から機材整備で欠航となり,いまも1日3往復を2機で回すという機材不足の中の運航をしているため,無くなる前に乗ってみようと思っていた。
ところが,搭乗前夜,AirJapan便は無くなった。
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国際線で搭乗便の欠航は初めてだったので,まだましな日本発の便の欠航であったのもあり少し興奮した。無くなる前に乗ってみようと思っていたものが無くなったという事実がさらに面白い。
AirJapanは自社都合でも他社便振替はしないどころか自社便も翌日以降の同一便にしか振替できず,あとは全額返金のみ。今回は寝台列車の予約があるので,全額返金を選び,AirJapanより2万円だけ高いJAL便があったのでそっちに変更した。
機材不足であることに加え,欠航時の保証の薄さは,おそらく欠航が多く発生することを見込んでのことなのであろう。よほど物好きでなければAirJapanは使うべきではないなと思うと同時に,私は"物好き"なのでまたリベンジしなければとも思った。
さて,そんなこともあったが,なんとか急きょ取ったJAL便で夜のバンコクへと向かった。
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チキンのペンネ 白みそ野菜ソースだが,味は薄かった。
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アユタヤ寺院巡り
今回はラオスがメインであったため,タイではどこに行くかを決めていなかった。そこで,先日の総合旅行業務取扱管理者試験で日本人の山田長政が活躍した地として勉強したのが記憶に新しかったので,有名な観光地であるが未訪問であったアユタヤへ行くこととした。
電車で行くのが手っ取り早いだろうと思い駅に行くと満席と言われたので,ロットゥー(ミニバス)で向かった。
Wat Mahathat
アユタヤは,複数の寺院が点在している街である。
そのため,ロットゥーを降りると嵐のごとく,寺院をまわるためのトゥクトゥクの勧誘が来る。相場の2倍での4時間チャーターを提示されたが,なんとか相場まで下げてかつ片道一回利用で,最初の目的地である Wat Mahathat へ向かった。
Wat Mahathat は,木の根に取り込まれた仏頭で有名な,1300年代に建てられた寺である。ビルマ軍によって破壊されたこの寺には,崩壊した仏塔や頭部のない仏像が残されており,アユタヤ朝の陥落から時が止まっているかのようである。
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Wat Phra Sri Sanphet
Wat Mahathat の横にあるお店でレンタサイクルを借り,アユタヤを廻った。1日70バーツ(約300円)で,借りる際にはデポジットとしてIDを預ける(パスポートではなく日本の免許証などでも可)。1時間300バーツ(相場でも 150B/h らしい)を吹っかけてきたトゥクトゥクとは雲泥の差である。
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レンタサイクルを借りたら,次なる目的地は Wat Phra Sri Sanphet である。この寺はアユタヤの王宮跡のすぐ隣にある王室守護寺院で,3基の仏塔にはそれぞれ9, 10, 11代目の王の遺骨が納められているそう。
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道路からも立派なクメール様式の仏塔が見られる
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王宮の建物は一切残っていないが,これぞ遺跡という感じもする。
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象に乗ってアユタヤ散策
アユタヤでは象に乗って遺跡の近くを散策するのが人気のアクティビティであり,レンタサイクルで寺院巡りをしている間も何度か象とすれ違った。
せっかくなので私も象に乗ろうと思い,Wat Phra Sri Sanphet 近くの象乗り場から20分間のエレファントライドを楽しんだ。
高いところに座っているにも関わらず象が歩く振動が直に伝わってくるのが少し怖いが,すぐに慣れて高い位置からの景色を楽しむことができた。
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追加料金で餌やりもできるよう
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アユタヤ日本人町
アユタヤの中心部から少し南東へ行った辺りに,日本人町跡がある。
日本人の山田長政が活躍した地として勉強した身としては抑えておきたかった場所であるが,日本人だらけの中心部とは異なり日本人観光客は他に居なかった(日本人がわざわざ日本人町に行く理由が無いのだろう)。
とはいえ,日本人町跡にある博物館ではアユタヤの歴史や日本との関わりを学ぶことができるので,歴史に興味がある人にはぜひおすすめしたい場所である。
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水上マーケット
アユタヤ駅の東側には,Ayothaya Floating Market という水上マーケットがある。
この水上マーケットはローカルなものではなく観光地として整備された場所で,200バーツの入場料がかかるが,中に入ると最初にボートで水上マーケット内を一周した後に好きなだけ見て回ることができる。
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このあとは今回の旅のメインパーパスである寝台列車に乗るため,バンコクへと戻った。帰りも列車は満席と言われたため,ロットゥーを利用。
そしてバンコクからは寝台列車でラオスはビエンチャンへと向かったが,その様子はまた次回。