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もうすぐ引退の機関車が牽く 上越を走るレトロな客車列車に乗ってきた
「機関車」というと,多くの人は蒸気機関車(SL)を思い浮かべるであろう。
ところが,実際には他にも種類があり,ディーゼルエンジンを動力として走る内燃機関車(DL)や,ふつうの電車と同様に架線から集電した電気を動力として走る電気機関車(EL)なんていうのもある。
それらDLやELは,今や観光列車の役目を担っているSLと異なり,昔のSLの役目のひとつであった貨物列車や回送列車で活躍している。
そんな中で,旅客列車の担い手がSLから電車に代わったように,回送列車の担い手はDLやELから事業用車に代わる時が来た。
それによって役目を終える回送列車用のDLとELが,引退を前に,SLの代わりに観光列車を牽引して,ふだんSLの観光列車が走る上越線を走行することとなった。
私は一時期上信越のSL観光列車に乗るのにハマっていたり,回送列車用の機関車を家の近くの操車場で見ていたりと,何かと縁を感じたので,今回,そのDL/EL列車に乗ってきた。
往路
DL/EL列車の始発駅は,群馬県のターミナル駅,高崎である。
ホームに降り立つと,多くのファンに見守られる中,内燃機関車が牽引する客車列車が入ってきた。
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片品川の水は濁っていて,下流が半分茶色く半分青かったのが不思議な光景であった。
水上にて
水上に到着したら,バスに乗り「道の駅 みなかみ水紀行館」へと向かった。
この道の駅は,水上駅から南にバスで5分ほど進んだところにあり,地元のお土産が買える店だけでなく,淡水魚の飼育されている小さな水族館も併設されている。
また,近くには諏訪峡と呼ばれる利根川の渓谷もあり,道の駅横の公園から繋がる遊歩道を通って散策することもできる。
今回は時間の関係で諏訪峡までは行っていないが,道の駅では昼食ののちにその水族館や利根川の景色を堪能した。
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けどひれのいたる所に毒があるらしい
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復路
道の駅から再びバスに乗って水上駅に戻り,復路も客車列車に乗車した。
復路の牽引機は電気機関車であり,力強い音を轟かせながら高崎へ向かって発車した。
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今回は上越線を走るDL/EL列車に一往復乗車したが,SLとは音も見た目も違うこの列車は,SLとは違う魅力があるように感じる。それだけに,今回の引退は残念であるが,最後に風情あるDL/EL列車の旅ができて良かったと思う。